点(3,1)を通り、円 $x^2 + y^2 = 2$ に接する直線の方程式と、そのときの接点の座標を求める問題です。

幾何学接線点と直線の距離連立方程式
2025/6/30

1. 問題の内容

点(3,1)を通り、円 x2+y2=2x^2 + y^2 = 2 に接する直線の方程式と、そのときの接点の座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、求める直線の方程式を y=m(x3)+1y = m(x - 3) + 1 と置きます。整理すると、
y=mx3m+1y = mx - 3m + 1
mxy3m+1=0mx - y - 3m + 1 = 0
次に、この直線と円 x2+y2=2x^2 + y^2 = 2 が接するための条件を考えます。円の中心(0, 0)から直線までの距離が円の半径2\sqrt{2} に等しいことが条件です。点と直線の距離の公式より、
m(0)(0)3m+1m2+(1)2=2\frac{|m(0) - (0) - 3m + 1|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \sqrt{2}
3m+1m2+1=2\frac{|-3m + 1|}{\sqrt{m^2 + 1}} = \sqrt{2}
両辺を二乗すると、
(3m+1)2m2+1=2\frac{(-3m + 1)^2}{m^2 + 1} = 2
(3m+1)2=2(m2+1)(-3m + 1)^2 = 2(m^2 + 1)
9m26m+1=2m2+29m^2 - 6m + 1 = 2m^2 + 2
7m26m1=07m^2 - 6m - 1 = 0
(7m+1)(m1)=0(7m + 1)(m - 1) = 0
よって、m=1,17m = 1, -\frac{1}{7}
(i) m=1m = 1 のとき、直線の方程式は y=x2y = x - 2 となります。このとき、xy2=0x - y - 2 = 0 と円 x2+y2=2x^2 + y^2 = 2 の交点を求めます。
y=x2y = x - 2x2+y2=2x^2 + y^2 = 2 に代入すると、
x2+(x2)2=2x^2 + (x - 2)^2 = 2
x2+x24x+4=2x^2 + x^2 - 4x + 4 = 2
2x24x+2=02x^2 - 4x + 2 = 0
x22x+1=0x^2 - 2x + 1 = 0
(x1)2=0(x - 1)^2 = 0
x=1x = 1
y=12=1y = 1 - 2 = -1
よって、接点の座標は(1, -1)です。
(ii) m=17m = -\frac{1}{7} のとき、直線の方程式は y=17(x3)+1y = -\frac{1}{7}(x - 3) + 1 となります。
y=17x+37+1y = -\frac{1}{7}x + \frac{3}{7} + 1
y=17x+107y = -\frac{1}{7}x + \frac{10}{7}
x+7y10=0x + 7y - 10 = 0
x=107yx = 10 - 7yx2+y2=2x^2 + y^2 = 2 に代入すると、
(107y)2+y2=2(10 - 7y)^2 + y^2 = 2
100140y+49y2+y2=2100 - 140y + 49y^2 + y^2 = 2
50y2140y+98=050y^2 - 140y + 98 = 0
25y270y+49=025y^2 - 70y + 49 = 0
(5y7)2=0(5y - 7)^2 = 0
y=75y = \frac{7}{5}
x=107(75)=10495=50495=15x = 10 - 7(\frac{7}{5}) = 10 - \frac{49}{5} = \frac{50 - 49}{5} = \frac{1}{5}
よって、接点の座標は(15\frac{1}{5}, 75\frac{7}{5})です。

3. 最終的な答え

接線の方程式は、y=x2y = x - 2y=17x+107y = -\frac{1}{7}x + \frac{10}{7}です。
接点の座標は、(1, -1)と(15\frac{1}{5}, 75\frac{7}{5})です。

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