3辺の長さが $a-1$, $a$, $a+1$ である三角形について、以下の2つの問いに答えます。 (1) この三角形が鈍角三角形であるとき、$a$ の範囲を求めます。 (2) この三角形の1つの内角が $150^\circ$ であるとき、外接円の半径を求めます。
2025/6/30
1. 問題の内容
3辺の長さが , , である三角形について、以下の2つの問いに答えます。
(1) この三角形が鈍角三角形であるとき、 の範囲を求めます。
(2) この三角形の1つの内角が であるとき、外接円の半径を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 鈍角三角形の条件を考えます。
まず、 が三角形の辺の長さであるためには、 より が必要です。
また、三角形の成立条件から
,
,
である必要があり、これらはすべて を満たします。
次に、鈍角三角形になる条件を考えます。
最も長い辺は なので、 に対する角が鈍角である必要があります。
余弦定理より、
よって、 と から、 が必要です。
(2) 1つの内角が であるとき、外接円の半径を求めます。
正弦定理より、外接円の半径 について、 が成り立ちます。ここで、 は三角形の辺の長さ、 はその対角です。
角が となる辺の長さを考えます。
i) の対角が のとき
より、
余弦定理より、
より、
これは に反するので不適。
ii) の対角が のとき
より、
余弦定理より、
を満たすことを確認。
iii) の対角が のとき
より、
余弦定理より、
より、
を満たすことを確認。
3. 最終的な答え
(1)
(2) または