まず、不等式を整理します。
一つ目の不等式は、平方完成を行うことで円の内部を表す不等式に変形できます。
x2−2x+y2−4<0 (x2−2x+1)+y2−4−1<0 (x−1)2+y2<5 これは、中心が (1,0) で半径が 5 の円の内部を表しています。 二つ目の不等式は、直線の下側を表します。
x−2y−3<0 y>21x−23 これは、直線 y=21x−23 より上側の領域を表します。 これらの不等式を同時に満たす整数の組 (x,y) を見つけます。 (x−1)2+y2<5を満たす整数(x,y)は、 x=−1のとき、(−2)2+y2<5⟹y2<1⟹y=0 x=0のとき,(−1)2+y2<5⟹y2<4⟹y=−1,0,1 x=1のとき,02+y2<5⟹y2<5⟹y=−2,−1,0,1,2 x=2のとき,(1)2+y2<5⟹y2<4⟹y=−1,0,1 x=3のとき,(2)2+y2<5⟹y2<1⟹y=0 これらの候補について、x−2y−3<0を満たすものを探します。 (x,y)=(−1,0)⟹−1−2(0)−3=−4<0 (OK) (x,y)=(0,−1)⟹0−2(−1)−3=−1<0 (OK) (x,y)=(0,0)⟹0−2(0)−3=−3<0 (OK) (x,y)=(0,1)⟹0−2(1)−3=−5<0 (OK) (x,y)=(1,−2)⟹1−2(−2)−3=2>0 (NG) (x,y)=(1,−1)⟹1−2(−1)−3=0 (NG) (x,y)=(1,0)⟹1−2(0)−3=−2<0 (OK) (x,y)=(1,1)⟹1−2(1)−3=−4<0 (OK) (x,y)=(1,2)⟹1−2(2)−3=−6<0 (OK) (x,y)=(2,−1)⟹2−2(−1)−3=1>0 (NG) (x,y)=(2,0)⟹2−2(0)−3=−1<0 (OK) (x,y)=(2,1)⟹2−2(1)−3=−3<0 (OK) (x,y)=(3,0)⟹3−2(0)−3=0 (NG)