(1) 円 $x^2 + y^2 = 4$ と直線 $y = mx + 4$ が接するとき、定数 $m$ の値を求める。 (2) 円 $x^2 + y^2 = r^2$ と直線 $x - 3y - 10 = 0$ が共有点をもたないとき、円の半径 $r$ の値の範囲を求める。

幾何学直線接する共有点距離方程式
2025/6/30

1. 問題の内容

(1) 円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 と直線 y=mx+4y = mx + 4 が接するとき、定数 mm の値を求める。
(2) 円 x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 と直線 x3y10=0x - 3y - 10 = 0 が共有点をもたないとき、円の半径 rr の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

(1) 円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 の中心は原点 (0,0)(0, 0) であり、半径は 22 である。直線 y=mx+4y = mx + 4 と円が接する条件は、円の中心と直線の距離が半径に等しいことである。
直線 mxy+4=0mx - y + 4 = 0 と原点 (0,0)(0, 0) の距離 dd は、
d=m(0)(0)+4m2+(1)2=4m2+1d = \frac{|m(0) - (0) + 4|}{\sqrt{m^2 + (-1)^2}} = \frac{4}{\sqrt{m^2 + 1}}
円と直線が接するためには、d=2d = 2 である必要があるので、
4m2+1=2\frac{4}{\sqrt{m^2 + 1}} = 2
m2+1=2\sqrt{m^2 + 1} = 2
m2+1=4m^2 + 1 = 4
m2=3m^2 = 3
m=±3m = \pm \sqrt{3}
(2) 円 x2+y2=r2x^2 + y^2 = r^2 の中心は原点 (0,0)(0, 0) であり、半径は rr である。直線 x3y10=0x - 3y - 10 = 0 と円が共有点を持たない条件は、円の中心と直線の距離が半径より大きいことである。
直線 x3y10=0x - 3y - 10 = 0 と原点 (0,0)(0, 0) の距離 dd は、
d=(0)3(0)1012+(3)2=1010=10d = \frac{|(0) - 3(0) - 10|}{\sqrt{1^2 + (-3)^2}} = \frac{10}{\sqrt{10}} = \sqrt{10}
円と直線が共有点を持たないためには、r<dr < d である必要があるので、r<10r < \sqrt{10} 。また、r>0r>0である。

3. 最終的な答え

(1) m=±3m = \pm \sqrt{3}
(2) 0<r<100 < r < \sqrt{10}

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