## 問題の内容

幾何学空間図形立方体三角形三平方の定理余弦定理面積
2025/6/30
## 問題の内容
一辺の長さが6の立方体において、辺EF, FG, GCの中点をそれぞれL, M, Nとする。
(1) LM, LNの長さを求めよ。
(2) ∠LMNの大きさを求めよ。
(3) △LMNの面積Sを求めよ。
## 解き方の手順
(1) LM, LNの長さを求める。
* LMについて:
LとMはそれぞれEFとFGの中点なので、LMはEFG\triangle EFGの中点連結線である。したがって、LMの長さはEGの長さの半分となる。
EFG\triangle EFGは直角二等辺三角形なので、EG=EF2+FG2=62+62=72=62EG = \sqrt{EF^2 + FG^2} = \sqrt{6^2 + 6^2} = \sqrt{72} = 6\sqrt{2}
よって、LM=12EG=12×62=32LM = \frac{1}{2}EG = \frac{1}{2} \times 6\sqrt{2} = 3\sqrt{2}
* LNについて:
LはEFの中点、NはGCの中点なので、LからEFに垂直に線を引き、NからGCに垂直に線を引くと、その交点をPとすると、LP = FG = 6、PN = 12EG=32\frac{1}{2}EG = 3\sqrt{2}.
LPN\triangle LPNは直角三角形なので、
LN=LP2+PN2=62+(32)2=36+18=54=36LN = \sqrt{LP^2 + PN^2} = \sqrt{6^2 + (3\sqrt{2})^2} = \sqrt{36 + 18} = \sqrt{54} = 3\sqrt{6}
(2) ∠LMNの大きさを求める。
* LMN\triangle LMNにおいて、LM=323\sqrt{2}, LN=363\sqrt{6}, MN = 323\sqrt{2}
したがってLMN\triangle LMNは二等辺三角形。LM = MNである。
余弦定理より、
LN2=LM2+MN22×LM×MN×cosLMNLN^2 = LM^2 + MN^2 - 2 \times LM \times MN \times \cos{\angle LMN}
(36)2=(32)2+(32)22×32×32×cosLMN(3\sqrt{6})^2 = (3\sqrt{2})^2 + (3\sqrt{2})^2 - 2 \times 3\sqrt{2} \times 3\sqrt{2} \times \cos{\angle LMN}
54=18+1836cosLMN54 = 18 + 18 - 36 \cos{\angle LMN}
18=36cosLMN18 = -36 \cos{\angle LMN}
cosLMN=12\cos{\angle LMN} = -\frac{1}{2}
LMN=120\angle LMN = 120^\circ
(3) △LMNの面積Sを求める。
* LMN\triangle LMNの面積Sは、S=12×LM×MN×sinLMN=12×32×32×sin120S = \frac{1}{2} \times LM \times MN \times \sin{\angle LMN} = \frac{1}{2} \times 3\sqrt{2} \times 3\sqrt{2} \times \sin{120^\circ}
S=12×18×32=932S = \frac{1}{2} \times 18 \times \frac{\sqrt{3}}{2} = \frac{9\sqrt{3}}{2}
## 最終的な答え
(1) LM = 323\sqrt{2}, LN = 363\sqrt{6}
(2) ∠LMN = 120120^\circ
(3) △LMNの面積S = 932\frac{9\sqrt{3}}{2}

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