円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=6, BC=4, CD=2, ∠ABC=60°であるとき、以下の問いに答える。 (1) 対角線ACの長さを求めよ。 (2) 辺ADの長さを求めよ。

幾何学四角形余弦定理内接角度辺の長さ
2025/6/30

1. 問題の内容

円に内接する四角形ABCDにおいて、AB=6, BC=4, CD=2, ∠ABC=60°であるとき、以下の問いに答える。
(1) 対角線ACの長さを求めよ。
(2) 辺ADの長さを求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 対角線ACの長さを求める。
△ABCにおいて、余弦定理を用いると、
AC2=AB2+BC22ABBCcosABCAC^2 = AB^2 + BC^2 - 2 \cdot AB \cdot BC \cdot \cos{\angle ABC}
AC2=62+42264cos60AC^2 = 6^2 + 4^2 - 2 \cdot 6 \cdot 4 \cdot \cos{60^\circ}
AC2=36+164812AC^2 = 36 + 16 - 48 \cdot \frac{1}{2}
AC2=5224AC^2 = 52 - 24
AC2=28AC^2 = 28
AC=28=27AC = \sqrt{28} = 2\sqrt{7}
(2) 辺ADの長さを求める。
四角形ABCDは円に内接するので、ADC=180ABC=18060=120\angle ADC = 180^\circ - \angle ABC = 180^\circ - 60^\circ = 120^\circ
△ADCにおいて、余弦定理を用いると、
AC2=AD2+CD22ADCDcosADCAC^2 = AD^2 + CD^2 - 2 \cdot AD \cdot CD \cdot \cos{\angle ADC}
(27)2=AD2+222AD2cos120(2\sqrt{7})^2 = AD^2 + 2^2 - 2 \cdot AD \cdot 2 \cdot \cos{120^\circ}
28=AD2+44AD(12)28 = AD^2 + 4 - 4 \cdot AD \cdot (-\frac{1}{2})
28=AD2+4+2AD28 = AD^2 + 4 + 2AD
AD2+2AD24=0AD^2 + 2AD - 24 = 0
(AD+6)(AD4)=0(AD + 6)(AD - 4) = 0
AD > 0より、AD = 4

3. 最終的な答え

(1) 対角線ACの長さ: 272\sqrt{7}
(2) 辺ADの長さ: 4

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