与えられた三角柱において、以下の2つの平面のなす角を求める問題です。 (1) 平面ADEBと平面BEFC (2) 平面ABCと平面ADFC

幾何学空間図形三角柱平面のなす角ベクトル三平方の定理
2025/7/1

1. 問題の内容

与えられた三角柱において、以下の2つの平面のなす角を求める問題です。
(1) 平面ADEBと平面BEFC
(2) 平面ABCと平面ADFC

2. 解き方の手順

(1) 平面ADEBと平面BEFCのなす角について:
平面ADEBと平面BEFCの交線はBEです。
平面ADEBに対して、ABは垂直です。
平面BEFCに対して、BCは垂直です。
三角形ABCは直角二等辺三角形なので、ABC=90\angle ABC = 90^\circです。
したがって、平面ADEBと平面BEFCのなす角はABC\angle ABC、つまり、9090^\circです。
(2) 平面ABCと平面ADFCのなす角について:
平面ABCと平面ADFCの交線はACです。
三角形ABCは直角二等辺三角形なので、AB=ACAB = ACです。
また、ABABは平面ADFCに垂直な辺であるADと平行です。
したがって、平面ADFCに対して、AからACに下ろした垂線ABのなす角を考えます。
点Aから交線ACに下ろした垂線はABです。
また、平面ADFC上で点Aから交線ACに下ろした垂線はACとAFのなす角を半分にした角度になることが予想されます。
AD=BCなので、四角形ADCBは正方形で、ACは正方形の対角線なので、AC=2ABAC = \sqrt{2} ABになります。
また、AF=AD2+DF2AF = \sqrt{AD^2 + DF^2}であり、AD=ABAD = ABかつDF=ABDF = ABなので、AF=AB2+AB2=2ABAF = \sqrt{AB^2 + AB^2} = \sqrt{2} ABです。
したがって、AC=AFAC=AFとなり、三角形ACFは二等辺三角形になります。
ここで平面ADFCと平面ABCのなす角をθ\thetaとおくと、cosθ=ABAD=ABAB2+AB2=12\cos \theta = \frac{AB}{AD} = \frac{AB}{\sqrt{AB^2+AB^2}} = \frac{1}{\sqrt{2}}
したがって、θ=45\theta = 45^\circになります。

3. 最終的な答え

(1) 9090^\circ
(2) 4545^\circ

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