中心がO、半径が$r$の円Cがある。Cの外部の点Pから円Cを通る直線が、異なる2点A, Bで交わっている。また、Pから円Cに接線を引き、接点をTとする。ただしTは直線ABに関してOと同じ側にあるものとする。PA=1, AB=2, PO=3とし、直線POと円Cの2つの交点のうち、Pに近い方をC、もう一方をDとする。BD=xとおく。このとき、$r$, PT, AC, AD, xを求める問題。

幾何学方べきの定理相似接線円周角
2025/7/1
はい、承知いたしました。問題文を丁寧に読み解き、解答を作成します。

1. 問題の内容

中心がO、半径がrrの円Cがある。Cの外部の点Pから円Cを通る直線が、異なる2点A, Bで交わっている。また、Pから円Cに接線を引き、接点をTとする。ただしTは直線ABに関してOと同じ側にあるものとする。PA=1, AB=2, PO=3とし、直線POと円Cの2つの交点のうち、Pに近い方をC、もう一方をDとする。BD=xとおく。このとき、rr, PT, AC, AD, xを求める問題。

2. 解き方の手順

(1) rrPTPTを求める。
* 方べきの定理より、PAPB=PT2PA \cdot PB = PT^2
PA=1PA = 1, AB=2AB = 2より、PB=PA+AB=1+2=3PB = PA + AB = 1 + 2 = 3
よって、PT2=13=3PT^2 = 1 \cdot 3 = 3
PT=3PT = \sqrt{3}
* rrを求める。
PO=3PO = 3, PO=PC+CO=PC+rPO = PC + CO = PC + r
PC=POOC=3rPC = PO - OC = 3 - r
方べきの定理より、PAPB=(POr)(PO+r)=PT2PA \cdot PB = (PO-r)(PO+r) = PT^2
13=(3r)(3+r)=9r21 \cdot 3 = (3-r)(3+r) = 9-r^2
r2=93=6r^2 = 9-3 = 6
r=6r = \sqrt{6}
(2) ACP\triangle ACPと相似な三角形を見つけ、ACACを求める。
* ACPDBA\triangle ACP \sim \triangle DBA
CAP=BDA\angle CAP = \angle BDA(弧CBに対する円周角)
CPA=DPA\angle CPA = \angle DPA(共通)
よって、ACPDBA\triangle ACP \sim \triangle DBA
* 相似比より、ACDB=APDA\frac{AC}{DB} = \frac{AP}{DA}
AC=APDADBAC = \frac{AP}{DA} \cdot DB
ACAB=APDP\frac{AC}{AB} = \frac{AP}{DP} とも言える
AP=1,AB=2,BD=xAP = 1, AB = 2, BD = xなので, AD=AB+BD=2+xAD = AB + BD = 2 + x
AC2=12+x\frac{AC}{2} = \frac{1}{2+x}
AC=22+xAC = \frac{2}{2+x}
別の方法で求めると、
AC:DB=PC:PBAC : DB = PC : PB
AC:x=(36):3AC : x = (3-\sqrt{6}):3
AC=x(36)3AC = \frac{x(3-\sqrt{6})}{3}
* ACPDBT\triangle ACP \sim \triangle DBTから、ACACを求める。
AC:DB=AP:DTAC:DB = AP:DT, AC:x=1:DTAC : x = 1:DT, AC=xDTAC = \frac{x}{DT}
(3) ADP\triangle ADPと相似な三角形を見つけ、ADADを求める。
* ADPABC\triangle ADP \sim \triangle ABC
(4) CAD=90\angle CAD = 90^\circであることから、xxを求める。

3. 最終的な答え

* r=6r = \sqrt{6}
* PT=3PT = \sqrt{3}
* ACPDBA\triangle ACP \sim \triangle DBA
* AC=22+xAC = \frac{2}{2+x}
最終的な答えは現在計算中です。

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