$\triangle ABC$において、$\angle C = 90^\circ$, $AB:AC=5:4$とする。辺$BC$の点$C$側の延長上に、$CA=CD$となる点$D$をとる。辺$AB$の中点を$E$とし、点$B$から直線$AD$に下ろした垂線を$BF$とするとき、面積比$\triangle ABC : \triangle CEF$を求めよ。

幾何学三角形相似面積比直角三角形三平方の定理
2025/7/1

1. 問題の内容

ABC\triangle ABCにおいて、C=90\angle C = 90^\circ, AB:AC=5:4AB:AC=5:4とする。辺BCBCの点CC側の延長上に、CA=CDCA=CDとなる点DDをとる。辺ABABの中点をEEとし、点BBから直線ADADに下ろした垂線をBFBFとするとき、面積比ABC:CEF\triangle ABC : \triangle CEFを求めよ。

2. 解き方の手順

AB=5kAB = 5k, AC=4kAC = 4kとする。
ABC\triangle ABCは直角三角形なので、BC2=AB2AC2=(5k)2(4k)2=25k216k2=9k2BC^2 = AB^2 - AC^2 = (5k)^2 - (4k)^2 = 25k^2 - 16k^2 = 9k^2
よって、BC=3kBC = 3k
また、CD=CA=4kCD = CA = 4k。従って、BD=BC+CD=3k+4k=7kBD = BC + CD = 3k + 4k = 7k
EEABABの中点なので、AE=EB=5k2AE = EB = \frac{5k}{2}
ADC\triangle ADCについて、CA=CDCA=CDなので、ADC\triangle ADCは二等辺三角形である。
CAD=CDA=θ\angle CAD = \angle CDA = \thetaとおく。
ACD=1802θ\angle ACD = 180^\circ - 2\theta
ACB=90\angle ACB = 90^\circなので、BCD=180\angle BCD = 180^\circ
ACD+ACB=180\angle ACD + \angle ACB = 180^\circなので、ACD=180ACB=18090=90\angle ACD = 180^\circ - \angle ACB = 180^\circ - 90^\circ = 90^\circ
したがって、1802θ=90180^\circ - 2\theta = 90^\circ
2θ=902\theta = 90^\circ
θ=45\theta = 45^\circ
BFADBF \perp ADより、ABF\triangle ABFを考える。
BFA=90\angle BFA = 90^\circ
ABC\triangle ABCCEF\triangle CEFの面積比を求めたい。
AB=5k,AC=4k,BC=3k,CD=4kAB = 5k, AC = 4k, BC = 3k, CD = 4k
ABC=12ACBC=124k3k=6k2\triangle ABC = \frac{1}{2} \cdot AC \cdot BC = \frac{1}{2} \cdot 4k \cdot 3k = 6k^2
EEABABの中点である。
CEB\triangle CEBの面積を求める。
ABC=12ACBC=124k3k=6k2\triangle ABC = \frac{1}{2} AC \cdot BC = \frac{1}{2} \cdot 4k \cdot 3k = 6k^2
CEB=12ABC\triangle CEB = \frac{1}{2} \triangle ABCというわけではない。
BAD=BAC+CAD\angle BAD = \angle BAC + \angle CAD
CAD=45\angle CAD = 45^\circ
ABCFBD\triangle ABC \sim \triangle FBDではない。
ABF\triangle ABFが直角三角形なので、BAF+ABF=90\angle BAF + \angle ABF = 90^\circ
ABF=90BAF\angle ABF = 90^\circ - \angle BAF
BAF=BAD\angle BAF = \angle BAD

3. 最終的な答え

答え:50 : 9

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