問題1は、与えられた関数を微分する問題です。(1)と(2)の二つの関数があります。問題2は、効用関数 $U = 2x^3$ が与えられたとき、(1) $x=1$ のとき、(2) $x=5$ のときの限界効用を求める問題です。限界効用は効用関数を $x$ で微分することで求められます。

解析学微分関数限界効用
2025/7/1

1. 問題の内容

問題1は、与えられた関数を微分する問題です。(1)と(2)の二つの関数があります。問題2は、効用関数 U=2x3U = 2x^3 が与えられたとき、(1) x=1x=1 のとき、(2) x=5x=5 のときの限界効用を求める問題です。限界効用は効用関数を xx で微分することで求められます。

2. 解き方の手順

問題1:
(1) 関数 U=13x3+2x2x3U = \frac{1}{3}x^3 + 2x^2 - x - 3 を微分します。
各項を微分します。
ddx(13x3)=x2\frac{d}{dx}(\frac{1}{3}x^3) = x^2
ddx(2x2)=4x\frac{d}{dx}(2x^2) = 4x
ddx(x)=1\frac{d}{dx}(-x) = -1
ddx(3)=0\frac{d}{dx}(-3) = 0
したがって、微分は x2+4x1x^2 + 4x - 1 となります。
(2) 関数 U=3x13+x2x1U = 3x^{\frac{1}{3}} + x^2 - x^{-1} を微分します。
各項を微分します。
ddx(3x13)=313x131=x23\frac{d}{dx}(3x^{\frac{1}{3}}) = 3 \cdot \frac{1}{3} x^{\frac{1}{3}-1} = x^{-\frac{2}{3}}
ddx(x2)=2x\frac{d}{dx}(x^2) = 2x
ddx(x1)=(1)x11=x2\frac{d}{dx}(-x^{-1}) = -(-1)x^{-1-1} = x^{-2}
したがって、微分は x23+2x+x2x^{-\frac{2}{3}} + 2x + x^{-2} となります。
問題2:
効用関数 U=2x3U = 2x^3xx で微分して限界効用を求めます。
dUdx=ddx(2x3)=6x2\frac{dU}{dx} = \frac{d}{dx}(2x^3) = 6x^2
(1) x=1x=1 のときの限界効用を求めます。
6(1)2=66(1)^2 = 6
(2) x=5x=5 のときの限界効用を求めます。
6(5)2=6(25)=1506(5)^2 = 6(25) = 150

3. 最終的な答え

問題1:
(1) x2+4x1x^2 + 4x - 1
(2) x23+2x+x2x^{-\frac{2}{3}} + 2x + x^{-2}
問題2:
(1) 66
(2) 150150

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