関数 $f(x,y) = e^{4x^2-5xy+3y^2-9}$ について、点 $(2,1)$ における偏微分係数 $f_x(2,1)$ と $f_y(2,1)$ を求めよ。ただし、$f_x(2,1) = 11$ は既知である。

解析学偏微分多変数関数指数関数
2025/7/1

1. 問題の内容

関数 f(x,y)=e4x25xy+3y29f(x,y) = e^{4x^2-5xy+3y^2-9} について、点 (2,1)(2,1) における偏微分係数 fx(2,1)f_x(2,1)fy(2,1)f_y(2,1) を求めよ。ただし、fx(2,1)=11f_x(2,1) = 11 は既知である。

2. 解き方の手順

まず、f(x,y)f(x,y)yy で偏微分して fy(x,y)f_y(x,y) を求める。次に、求めた fy(x,y)f_y(x,y)x=2x=2, y=1y=1 を代入して fy(2,1)f_y(2,1) を求める。
ステップ1: f(x,y)f(x,y)yy で偏微分する。
f(x,y)=e4x25xy+3y29f(x,y) = e^{4x^2-5xy+3y^2-9} なので、合成関数の微分公式より、
fy(x,y)=ye4x25xy+3y29=e4x25xy+3y29y(4x25xy+3y29)f_y(x,y) = \frac{\partial}{\partial y} e^{4x^2-5xy+3y^2-9} = e^{4x^2-5xy+3y^2-9} \cdot \frac{\partial}{\partial y} (4x^2-5xy+3y^2-9)
=e4x25xy+3y29(5x+6y)= e^{4x^2-5xy+3y^2-9} \cdot (-5x+6y)
ステップ2: fy(x,y)f_y(x,y)x=2x=2, y=1y=1 を代入する。
fy(2,1)=e4(2)25(2)(1)+3(1)29(5(2)+6(1))f_y(2,1) = e^{4(2)^2-5(2)(1)+3(1)^2-9} \cdot (-5(2)+6(1))
=e1610+39(10+6)= e^{16-10+3-9} \cdot (-10+6)
=e0(4)= e^{0} \cdot (-4)
=1(4)= 1 \cdot (-4)
=4= -4

3. 最終的な答え

fy(2,1)=4f_y(2,1) = -4

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