以下の3つの問題を解きます。 (1) 2次関数 $y = -2x^2 - 4x + 1$ の頂点を求めます。 (2) 2次方程式 $x^2 - 2x + m = 0$ が異なる2つの実数解を持つときの定数 $m$ の値の範囲を求めます。 (3) 2次不等式 $-x^2 + 4x + 1 < 0$ を解きます。

代数学二次関数二次方程式二次不等式平方完成判別式解の公式
2025/3/10

1. 問題の内容

以下の3つの問題を解きます。
(1) 2次関数 y=2x24x+1y = -2x^2 - 4x + 1 の頂点を求めます。
(2) 2次方程式 x22x+m=0x^2 - 2x + m = 0 が異なる2つの実数解を持つときの定数 mm の値の範囲を求めます。
(3) 2次不等式 x2+4x+1<0-x^2 + 4x + 1 < 0 を解きます。

2. 解き方の手順

(1) 2次関数 y=2x24x+1y = -2x^2 - 4x + 1 の頂点を求めます。
まず、平方完成を行います。
y=2(x2+2x)+1y = -2(x^2 + 2x) + 1
y=2(x2+2x+11)+1y = -2(x^2 + 2x + 1 - 1) + 1
y=2((x+1)21)+1y = -2((x+1)^2 - 1) + 1
y=2(x+1)2+2+1y = -2(x+1)^2 + 2 + 1
y=2(x+1)2+3y = -2(x+1)^2 + 3
よって、頂点は (1,3)(-1, 3) となります。
(2) 2次方程式 x22x+m=0x^2 - 2x + m = 0 が異なる2つの実数解を持つときの定数 mm の値の範囲を求めます。
2次方程式が異なる2つの実数解を持つためには、判別式 DD が正である必要があります。
判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac で、この場合は a=1,b=2,c=ma=1, b=-2, c=m なので、
D=(2)24(1)(m)=44mD = (-2)^2 - 4(1)(m) = 4 - 4m
D>0D > 0 となる条件は 44m>04 - 4m > 0 です。
4>4m4 > 4m
1>m1 > m
したがって、m<1m < 1 となります。
(3) 2次不等式 x2+4x+1<0-x^2 + 4x + 1 < 0 を解きます。
まず、両辺に 1-1 をかけて不等号の向きを変えます。
x24x1>0x^2 - 4x - 1 > 0
次に、x24x1=0x^2 - 4x - 1 = 0 の解を求めます。解の公式を使うと、
x=b±b24ac2ax = \frac{-b \pm \sqrt{b^2 - 4ac}}{2a}
x=4±(4)24(1)(1)2(1)x = \frac{4 \pm \sqrt{(-4)^2 - 4(1)(-1)}}{2(1)}
x=4±16+42x = \frac{4 \pm \sqrt{16 + 4}}{2}
x=4±202x = \frac{4 \pm \sqrt{20}}{2}
x=4±252x = \frac{4 \pm 2\sqrt{5}}{2}
x=2±5x = 2 \pm \sqrt{5}
したがって、x24x1>0x^2 - 4x - 1 > 0 の解は x<25x < 2 - \sqrt{5} または x>2+5x > 2 + \sqrt{5} です。

3. 最終的な答え

(1) 頂点:(1,3)(-1, 3)
(2) m<1m < 1
(3) x<25x < 2 - \sqrt{5} または x>2+5x > 2 + \sqrt{5}

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