曲線 $y = x^3 - 3x + 1$ 上の点 $A(0, 1)$ における接線と法線の方程式を求める。

解析学微分接線法線導関数
2025/7/1
## 問題48(1)

1. 問題の内容

曲線 y=x33x+1y = x^3 - 3x + 1 上の点 A(0,1)A(0, 1) における接線と法線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1) まず、与えられた関数の導関数を求める。
y=x33x+1y = x^3 - 3x + 1 より、
dydx=3x23\frac{dy}{dx} = 3x^2 - 3
(2) 点 A(0,1)A(0, 1) における接線の傾きを求める。
x=0x = 0dydx\frac{dy}{dx} に代入すると、接線の傾き mm
m=3(0)23=3m = 3(0)^2 - 3 = -3
(3) 点 A(0,1)A(0, 1) における接線の方程式を求める。
(x1,y1)(x_1, y_1) を通り、傾き mm の直線の方程式は yy1=m(xx1)y - y_1 = m(x - x_1) で表される。
よって、接線の方程式は
y1=3(x0)y - 1 = -3(x - 0)
y=3x+1y = -3x + 1
(4) 点 A(0,1)A(0, 1) における法線の傾きを求める。
法線は接線に垂直な直線であるから、法線の傾き mm'mm=1m \cdot m' = -1 を満たす。
したがって、法線の傾きは
m=1m=13=13m' = -\frac{1}{m} = -\frac{1}{-3} = \frac{1}{3}
(5) 点 A(0,1)A(0, 1) における法線の方程式を求める。
法線の方程式は
y1=13(x0)y - 1 = \frac{1}{3}(x - 0)
y=13x+1y = \frac{1}{3}x + 1

3. 最終的な答え

接線の方程式: y=3x+1y = -3x + 1
法線の方程式: y=13x+1y = \frac{1}{3}x + 1

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