与えられた二次関数 $y = 2x^2 - 3x + 4$ の、定義域 $-1 \leq x \leq 2$ における最大値と最小値を求めます。

代数学二次関数最大値最小値平方完成定義域
2025/7/1

1. 問題の内容

与えられた二次関数 y=2x23x+4y = 2x^2 - 3x + 4 の、定義域 1x2-1 \leq x \leq 2 における最大値と最小値を求めます。

2. 解き方の手順

まず、与えられた二次関数を平方完成します。
y=2x23x+4=2(x232x)+4=2(x232x+(34)2(34)2)+4=2(x34)22(916)+4=2(x34)298+328=2(x34)2+238y = 2x^2 - 3x + 4 = 2(x^2 - \frac{3}{2}x) + 4 = 2(x^2 - \frac{3}{2}x + (\frac{3}{4})^2 - (\frac{3}{4})^2) + 4 = 2(x - \frac{3}{4})^2 - 2(\frac{9}{16}) + 4 = 2(x - \frac{3}{4})^2 - \frac{9}{8} + \frac{32}{8} = 2(x - \frac{3}{4})^2 + \frac{23}{8}.
よって、この二次関数の頂点は (34,238)(\frac{3}{4}, \frac{23}{8}) です。
次に、定義域 1x2-1 \leq x \leq 2 の範囲で、頂点の xx 座標 34\frac{3}{4} が含まれているかを確認します。34\frac{3}{4}1x2-1 \leq x \leq 2 に含まれています。
頂点における yy の値は y=238y = \frac{23}{8} であり、これは最小値の候補です。
定義域の端点における yy の値を計算します。
x=1x = -1 のとき、y=2(1)23(1)+4=2+3+4=9y = 2(-1)^2 - 3(-1) + 4 = 2 + 3 + 4 = 9.
x=2x = 2 のとき、y=2(2)23(2)+4=86+4=6y = 2(2)^2 - 3(2) + 4 = 8 - 6 + 4 = 6.
したがって、x=1x = -1 のとき y=9y = 9x=2x = 2 のとき y=6y = 6 です。
最小値は、頂点における yy の値 238\frac{23}{8} と、定義域の端点における yy の値 99 および 66 を比較して決定します。238=2.875\frac{23}{8} = 2.875 であるため、最小値は 238\frac{23}{8} です。
最大値は、定義域の端点における yy の値 9966 を比較して決定します。最大値は 99 です。

3. 最終的な答え

最大値: 9 (x=1x = -1 のとき)
最小値: 238\frac{23}{8} (x=34x = \frac{3}{4} のとき)

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