1. 問題の内容
問題は、素数が無限に存在することを証明する穴埋め問題です。背理法を用いて証明を行います。
2. 解き方の手順
まず、素数の個数が有限であると仮定し、その素数を とおきます。
そして、 という数を考えます。
空欄1: 証明方法として、背理法を用いるため、選択肢①を選びます。
空欄2: 素数の個数は有限であると仮定しているので、選択肢①を選びます。
は のいずれの素数よりも大きい整数であるため、
はこれらの素数と同じではありません。
空欄3: もし が素数ならば、仮定に反します。また、 が合成数ならば、素因数分解でき、 が、 のいずれかで割り切れるとすると、 は割り切れる必要がありますが、を割り切る素数は存在しないので矛盾します。したがって、は素数ではありません。よって選択肢②を選びます。
ところが、 は のいずれの素数で割っても、余りは1です。
ここで、 は整数です。したがって、 は のいずれの素数でも割り切れません。
空欄4: 余りは1なので、1が入ります。
空欄5と6: は 以外の正の約数を持つ可能性があるので、これらの素数以外に正の約数を持たないとは限りません。もし、がで割り切れるならば、余りは0になるはずなので、 はでは割り切れません。
ただし、問題文の誘導に従うと、 は 1と 以外の正の約数を持たない、と考えることができます。すると、 は素数となり、矛盾します。 の約数に を入れることはできません。ここでは問題文の誘導に従い、 は 1 と 以外に正の約数を持たないと考えます。
空欄5:1が入ります。
空欄6:が入ります。
よって、 は素数となり、仮定に矛盾します。したがって、素数は無限に存在します。
3. 最終的な答え
1: ①
2: ①
3: ②
4: 1
5: 1
6: ②