(1) 100から600までの整数のうち、7で割ると余りが6となる数の個数を求めます。 (2) 200から400までの整数のうち、3または5で割り切れる数の個数と、3で割り切れるが5で割り切れない数の個数を求めます。 (3) 1から200までの整数のうち、4, 5, 7の少なくとも1つで割り切れる数の個数を求めます。

数論整数の性質約数と倍数剰余包除原理
2025/7/4

1. 問題の内容

(1) 100から600までの整数のうち、7で割ると余りが6となる数の個数を求めます。
(2) 200から400までの整数のうち、3または5で割り切れる数の個数と、3で割り切れるが5で割り切れない数の個数を求めます。
(3) 1から200までの整数のうち、4, 5, 7の少なくとも1つで割り切れる数の個数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 7で割ると余りが6となる数は、7n+67n + 6 と表せます。ここで、nnは整数です。
100以上600以下の範囲で、7n+67n+6 がどのような値を取るかを考えます。
1007n+6600100 \le 7n + 6 \le 600
947n59494 \le 7n \le 594
947n5947\frac{94}{7} \le n \le \frac{594}{7}
13.4n84.813.4 \le n \le 84.8
nnは整数なので、14n8414 \le n \le 84 となります。
nnの個数は、8414+1=7184 - 14 + 1 = 71 個です。
(2) 200から400までの整数のうち、3で割り切れる数の個数は、40031993=13366=67\lfloor \frac{400}{3} \rfloor - \lfloor \frac{199}{3} \rfloor = 133 - 66 = 67個。
5で割り切れる数の個数は、40051995=8039=41\lfloor \frac{400}{5} \rfloor - \lfloor \frac{199}{5} \rfloor = 80 - 39 = 41個。
15で割り切れる数の個数は、4001519915=2613=13\lfloor \frac{400}{15} \rfloor - \lfloor \frac{199}{15} \rfloor = 26 - 13 = 13個。
3または5で割り切れる数の個数は、67+4113=9567 + 41 - 13 = 95個。
3で割り切れるが5で割り切れない数の個数は、3で割り切れる数の個数から15で割り切れる数の個数を引けば良いので、6713=5467 - 13 = 54個。
(3) 1から200までの整数のうち、
4で割り切れる数の個数は、2004=50\lfloor \frac{200}{4} \rfloor = 50個。
5で割り切れる数の個数は、2005=40\lfloor \frac{200}{5} \rfloor = 40個。
7で割り切れる数の個数は、2007=28\lfloor \frac{200}{7} \rfloor = 28個。
4と5(20)で割り切れる数の個数は、20020=10\lfloor \frac{200}{20} \rfloor = 10個。
4と7(28)で割り切れる数の個数は、20028=7\lfloor \frac{200}{28} \rfloor = 7個。
5と7(35)で割り切れる数の個数は、20035=5\lfloor \frac{200}{35} \rfloor = 5個。
4と5と7(140)で割り切れる数の個数は、200140=1\lfloor \frac{200}{140} \rfloor = 1個。
4, 5, 7の少なくとも1つで割り切れる数の個数は、
50+40+281075+1=9750 + 40 + 28 - 10 - 7 - 5 + 1 = 97個。

3. 最終的な答え

(1) 71個
(2) 95個、54個
(3) 97個

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