第10項が250、第25項が-200である等差数列 $\{a_n\}$ について、正の数である項は何項あるか。

代数学等差数列数列一般項不等式
2025/7/1

1. 問題の内容

第10項が250、第25項が-200である等差数列 {an}\{a_n\} について、正の数である項は何項あるか。

2. 解き方の手順

等差数列の一般項を an=a+(n1)da_n = a + (n-1)d とおく。ただし、aa は初項、dd は公差である。
問題文より、第10項が250なので、
a10=a+9d=250a_{10} = a + 9d = 250
また、第25項が-200なので、
a25=a+24d=200a_{25} = a + 24d = -200
この2式から、aadd を求める。
上の式から下の式を引くと、
(a+9d)(a+24d)=250(200)(a + 9d) - (a + 24d) = 250 - (-200)
15d=450-15d = 450
d=30d = -30
d=30d = -30a+9d=250a + 9d = 250 に代入すると、
a+9(30)=250a + 9(-30) = 250
a270=250a - 270 = 250
a=520a = 520
したがって、等差数列の一般項は an=520+(n1)(30)=52030n+30=55030na_n = 520 + (n-1)(-30) = 520 - 30n + 30 = 550 - 30n である。
正の数である項を求めるので、an>0a_n > 0 となる nn の範囲を求める。
55030n>0550 - 30n > 0
550>30n550 > 30n
n<55030=553=18.333...n < \frac{550}{30} = \frac{55}{3} = 18.333...
nn は自然数なので、n18n \le 18 となる。
したがって、正の数である項は第1項から第18項までの18項である。

3. 最終的な答え

18項

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