第16項が-37、第21項が-62である等差数列$\{a_n\}$がある。 (1) 初項と公差を求めよ。また、一般項を求めよ。 (2) 3は第何項か。

代数学数列等差数列一般項初項公差
2025/7/1

1. 問題の内容

第16項が-37、第21項が-62である等差数列{an}\{a_n\}がある。
(1) 初項と公差を求めよ。また、一般項を求めよ。
(2) 3は第何項か。

2. 解き方の手順

(1)
等差数列の一般項は an=a1+(n1)da_n = a_1 + (n-1)d で表される。ここで a1a_1 は初項、dd は公差である。
第16項が-37であることから、
a16=a1+(161)d=a1+15d=37a_{16} = a_1 + (16-1)d = a_1 + 15d = -37
第21項が-62であることから、
a21=a1+(211)d=a1+20d=62a_{21} = a_1 + (21-1)d = a_1 + 20d = -62
この2つの式から a1a_1dd を求める。
2番目の式から最初の式を引くと、
(a1+20d)(a1+15d)=62(37)(a_1 + 20d) - (a_1 + 15d) = -62 - (-37)
5d=255d = -25
d=5d = -5
これを最初の式に代入すると、
a1+15(5)=37a_1 + 15(-5) = -37
a175=37a_1 - 75 = -37
a1=37+75=38a_1 = -37 + 75 = 38
したがって、初項は38、公差は-5である。
一般項は
an=a1+(n1)d=38+(n1)(5)=385n+5=435na_n = a_1 + (n-1)d = 38 + (n-1)(-5) = 38 - 5n + 5 = 43 - 5n
(2)
an=3a_n = 3 となる nn を求める。
435n=343 - 5n = 3
5n=343-5n = 3 - 43
5n=40-5n = -40
n=8n = 8
したがって、3は第8項である。

3. 最終的な答え

(1) 初項: 38, 公差: -5, 一般項: an=435na_n = 43 - 5n
(2) 第8項

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