(1) 次の2次方程式の実数解の個数を求めよ。 (ア) $2x^2 - 4x + 1 = 0$ (イ) $x^2 - 2\sqrt{2}x + 2 = 0$ (2) 2次方程式 $x^2 + 3x + a = 0$ について (ア) 方程式①が実数解をもつように、定数 $a$ の値の範囲を定めよ。 (イ) 方程式①が重解をもつように、定数 $a$ の値を定めよ。また、そのときの重解を求めよ。

代数学二次方程式判別式実数解重解
2025/7/1

1. 問題の内容

(1) 次の2次方程式の実数解の個数を求めよ。
(ア) 2x24x+1=02x^2 - 4x + 1 = 0
(イ) x222x+2=0x^2 - 2\sqrt{2}x + 2 = 0
(2) 2次方程式 x2+3x+a=0x^2 + 3x + a = 0 について
(ア) 方程式①が実数解をもつように、定数 aa の値の範囲を定めよ。
(イ) 方程式①が重解をもつように、定数 aa の値を定めよ。また、そのときの重解を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 2次方程式の実数解の個数は、判別式 D=b24acD = b^2 - 4ac によって決まる。
(ア) 2x24x+1=02x^2 - 4x + 1 = 0 の場合、a=2,b=4,c=1a = 2, b = -4, c = 1 より、判別式 D=(4)24(2)(1)=168=8>0D = (-4)^2 - 4(2)(1) = 16 - 8 = 8 > 0 なので、実数解は2個である。
(イ) x222x+2=0x^2 - 2\sqrt{2}x + 2 = 0 の場合、a=1,b=22,c=2a = 1, b = -2\sqrt{2}, c = 2 より、判別式 D=(22)24(1)(2)=88=0D = (-2\sqrt{2})^2 - 4(1)(2) = 8 - 8 = 0 なので、実数解は1個(重解)である。
(2) 2次方程式 x2+3x+a=0x^2 + 3x + a = 0 について
(ア) 実数解をもつ条件は、判別式 D0D \geq 0 である。a=1,b=3,c=aa = 1, b = 3, c = a より、D=324(1)(a)=94a0D = 3^2 - 4(1)(a) = 9 - 4a \geq 0。よって、4a94a \leq 9 より、a94a \leq \frac{9}{4}
(イ) 重解をもつ条件は、判別式 D=0D = 0 である。94a=09 - 4a = 0 より、a=94a = \frac{9}{4}。このとき、方程式は x2+3x+94=0x^2 + 3x + \frac{9}{4} = 0 となり、(x+32)2=0(x + \frac{3}{2})^2 = 0。したがって、重解は x=32x = -\frac{3}{2}

3. 最終的な答え

(1)
(ア) 実数解の個数:2個
(イ) 実数解の個数:1個
(2)
(ア) a94a \leq \frac{9}{4}
(イ) a=94a = \frac{9}{4}、重解 x=32x = -\frac{3}{2}

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