水酸化ナトリウム(NaOH)2.0gの物質量(mol)を求め、その中に存在するNa$^+$とOH$^-$の数の合計を求める問題です。ただし、Hの原子量は1.0、Oの原子量は16、Naの原子量は23とします。

その他物質量アボガドロ数化学計算
2025/7/1

1. 問題の内容

水酸化ナトリウム(NaOH)2.0gの物質量(mol)を求め、その中に存在するNa+^+とOH^-の数の合計を求める問題です。ただし、Hの原子量は1.0、Oの原子量は16、Naの原子量は23とします。

2. 解き方の手順

ステップ1: 水酸化ナトリウムの分子量を計算する。
水酸化ナトリウム(NaOH)の分子量は、Naの原子量+Oの原子量+Hの原子量で求められます。
分子量=23+16+1=40分子量 = 23 + 16 + 1 = 40
ステップ2: 水酸化ナトリウム2.0gの物質量を計算する。
物質量(mol)は、質量(g)を分子量で割ることで求められます。
物質量=質量分子量物質量 = \frac{質量}{分子量}
物質量=2.040=0.05 mol物質量 = \frac{2.0}{40} = 0.05 \text{ mol}
ステップ3: Na+^+とOH^-の数の合計を計算する。
水酸化ナトリウム(NaOH)1 mol中には、Na+^+が1 molとOH^-が1 mol含まれます。したがって、NaOH 0.05 mol中には、Na+^+が0.05 mol、OH^-が0.05 mol含まれます。
Na+^+とOH^-の合計の物質量は、0.05 mol + 0.05 mol = 0.1 molです。
1 mol あたりの粒子の数はアボガドロ数(約6.022×10236.022 \times 10^{23}個)で表されるため、Na+^+とOH^-の合計の数は、
0.1×6.022×1023=6.022×10220.1 \times 6.022 \times 10^{23} = 6.022 \times 10^{22}個となります。

3. 最終的な答え

水酸化ナトリウム2.0gの物質量は0.05 molです。
その中に存在するNa+^+とOH^-の数の合計は約6.022×10226.022 \times 10^{22}個です。

「その他」の関連問題

与えられた二つの命題の真偽を判定する問題です。 命題(1) は「$ax = bx$ ならば $a=b$ である」という命題です。 命題(2) は「$x \geq 2$ ならば $x > 2$ である」...

命題真偽判定論理
2025/7/8

与えられたドコサヘキサエン酸の構造式 $CH_3CH_2(CH=CHCH_2)_6CH_2COOH$ から、分子に含まれる炭素 (C) 原子、水素 (H) 原子、酸素 (O) 原子の数を数え、分子式を...

化学分子式構造式原子数
2025/7/8

集合 $A = \{x \mid -1 < x \le 2\}$、集合 $B = \{x \mid 1 < x \le 4\}$ について、以下の集合を求めます。 (1) $A \cap B$ (2)...

集合集合演算補集合共通部分差集合
2025/7/8

3人の男性P, Q, Rがそれぞれ1, 2, 3のカードを、3人の女性X, Y, Zがそれぞれ4, 5, 6のカードを1枚ずつ持って円卓に等間隔で座っています。PとX, QとY, RとZは夫婦です。6...

論理パズル配置
2025/7/8

水分子2.0 mol中に含まれる水素原子の物質量[mol]とその数を求めます。また、酸素原子の数と、含まれる原子の総数を求めます。

化学物質量アボガドロ定数mol原子
2025/7/8

問題は、与えられた命題の真偽を判断し、偽の場合には反例を示すことです。問題の画像には4つの命題があります。今回は、そのうちの3番目の命題「$|x| > 1 \implies x \geq 1$」につい...

命題真偽絶対値不等式反例
2025/7/7

亜鉛と希硫酸の反応 $Zn + H_2SO_4 \rightarrow ZnSO_4 + H_2$ に関する以下の5つの問いに答えます。 (1) 硫酸亜鉛($ZnSO_4$) 1 molの質量を求めま...

化学物質量モル質量化学反応式気体
2025/7/7

0.10 mol/Lの硫化水素水20 mLに、標準状態で11.2 mLの二酸化硫黄の気体を吹き込んだときに生成する硫黄の質量を、有効数字2桁で求める問題です。

化学反応物質量化学計算反応式
2025/7/7

2つの条件 $p$ と $q$ について、命題 $p \implies q$ と $q \implies p$ の真偽を調べ、空欄に「必要」、「十分」、「必要十分」のうち、最も適する言葉を入れる問題で...

命題必要条件十分条件真偽
2025/7/6

複数の問題が掲載されています。以下、それぞれを個別に解答します。 (1) 全体集合 $U = \{1, 2, 3, 4, 5, 6\}$ の部分集合 $A = \{1, 2, 3, 4\}$、 $B ...

集合組み合わせ順列場合の数数え上げサイコロ整数
2025/7/6