1. 問題の内容
与えられた対数方程式について、の値を求める問題です。具体的には、次の6つの問題を解きます。
1. $\log_3 27 = x$
2. $\log_{2x} 16 = 2$
3. $\log_x 25 = 2$
4. $\log_3 x = 4$
5. $2\log_2(2x) = 8$
6. $\log(x-3) = -1$(底が明示されていないので常用対数とみなします)
2. 解き方の手順
各問題について、を求める手順を説明します。
1. $\log_3 27 = x$
対数の定義より、です。なので、となります。
2. $\log_{2x} 16 = 2$
対数の定義より、です。したがって、となり、です。よって、ですが、対数の底は正である必要があるため、かつでなければなりません。はを満たさないため不適、はかつを満たすため、が解となります。
3. $\log_x 25 = 2$
対数の定義より、です。したがって、となりますが、対数の底は正で1でない必要があるため、かつでなければなりません。はを満たさないため不適、はかつを満たすため、が解となります。
4. $\log_3 x = 4$
対数の定義より、です。したがって、となります。
5. $2\log_2(2x) = 8$
まず両辺を2で割って、とします。
対数の定義より、です。したがって、となり、となります。
6. $\log(x-3) = -1$
底が明示されていないので常用対数とみなします。つまりということです。対数の定義より、です。したがって、となり、となります。