関数 $y = f(x)$ において、$x=a$ での微分係数 $f'(a)$ が与えられたとき、以下の記述のうち妥当なものをすべて選ぶ問題です。

解析学微分係数関数の増減微分
2025/7/2

1. 問題の内容

関数 y=f(x)y = f(x) において、x=ax=a での微分係数 f(a)f'(a) が与えられたとき、以下の記述のうち妥当なものをすべて選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

各選択肢について検討します。
* **選択肢1:** 微分係数 f(a)f'(a) が正なら、どの xx でも関数の値は増える。
これは誤りです。微分係数 f(a)f'(a) が正であることは、x=ax=a において関数が増加することを示しますが、すべての xx で増加するとは限りません。例えば、x=ax=a の近くでは増加していても、別の場所では減少している可能性があります。
* **選択肢2:** 微分係数 f(a)f'(a) が負なら、どの xx でも関数の値は減る。
これも誤りです。微分係数 f(a)f'(a) が負であることは、x=ax=a において関数が減少することを示しますが、すべての xx で減少するとは限りません。例えば、x=ax=a の近くでは減少していても、別の場所では増加している可能性があります。
* **選択肢3:** 微分係数 f(a)f'(a) が正なら、x=ax=a の十分近くで関数の値は増える。
これは正しいです。微分係数の定義より、f(a)>0f'(a) > 0 であれば、x=ax=a の十分近くで、xx が増加するときに f(x)f(x) も増加します。
* **選択肢4:** 微分係数 f(a)f'(a) が負なら、x=ax=a の十分近くで関数の値は減る。
これは正しいです。微分係数の定義より、f(a)<0f'(a) < 0 であれば、x=ax=a の十分近くで、xx が増加するときに f(x)f(x) は減少します。

3. 最終的な答え

3 と 4

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