極大点・極小点の候補を求めるには、まず偏微分を計算し、それらがともに0となる点を求めます。
(a) f(x,y)=x2+4xy−y2−8x−6y の場合: ステップ1: 偏微分を計算します。
∂x∂f=2x+4y−8 ∂y∂f=4x−2y−6 ステップ2: 偏微分が0となる点を求めます。
2x+4y−8=0 4x−2y−6=0 ステップ3: 連立方程式を解きます。最初の式を2倍すると 4x+8y−16=0。2番目の式と引き算すると、10y−10=0 なので、y=1。 これを最初の式に代入すると、2x+4(1)−8=0 なので、2x−4=0、よって、x=2。 (b) f(x,y)=(x+y)e−xy の場合: ステップ1: 偏微分を計算します。
∂x∂f=e−xy−y(x+y)e−xy=e−xy(1−xy−y2) ∂y∂f=e−xy−x(x+y)e−xy=e−xy(1−xy−x2) ステップ2: 偏微分が0となる点を求めます。
e−xy(1−xy−y2)=0 e−xy(1−xy−x2)=0 e−xy は常に正なので、1−xy−y2=0 および 1−xy−x2=0。 ステップ3: 連立方程式を解きます。
1−xy−y2=0 1−xy−x2=0 上記の2つの式を引き算すると、 x2−y2=0、つまり (x−y)(x+y)=0。 したがって、x=y または x=−y。 ケース1: x=y の場合、1−x2−x2=0 より、1−2x2=0、x2=21 なので、x=±21。 したがって、(x,y)=(21,21) および (x,y)=(−21,−21)。 ケース2: x=−y の場合、1−x(−x)−x2=0 より、1+x2−x2=0 なので、1=0。これは矛盾なので、解なし。