xとyは実数とします。以下の(1)から(4)について、左側の命題が右側の命題であるための必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを答える問題です。 (1) $x=y=2$ は $2x - y = 2y - x = 2$ であるための条件 (2) $x=2$ は $x^2 - x - 2 = 0$ であるための条件 (3) $\triangle ABC \sim \triangle PQR$ は $\triangle ABC \equiv \triangle PQR$ であるための条件 (4) $|x| = 0$ は $x = 0$ であるための条件

代数学命題必要条件十分条件必要十分条件二次方程式絶対値
2025/7/2

1. 問題の内容

xとyは実数とします。以下の(1)から(4)について、左側の命題が右側の命題であるための必要条件、十分条件、必要十分条件のいずれであるかを答える問題です。
(1) x=y=2x=y=22xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2 であるための条件
(2) x=2x=2x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 であるための条件
(3) ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQRABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR であるための条件
(4) x=0|x| = 0x=0x = 0 であるための条件

2. 解き方の手順

(1)
x=y=2x=y=2のとき、2xy=2(2)2=22x-y = 2(2) - 2 = 22yx=2(2)2=22y-x = 2(2)-2 = 2であるので、2xy=2yx=22x-y = 2y-x = 2が成り立ちます。
一方、2xy=2yx=22x - y = 2y - x = 2とすると、2xy=22x - y = 2 かつ 2yx=22y - x = 2 となります。この二つの式を連立方程式として解くと、
2xy=22x - y = 2
x+2y=2-x + 2y = 2
上の式を2倍して、下の式と足すと、
4x2y=44x - 2y = 4
x+2y=2-x + 2y = 2
3x=63x = 6
x=2x = 2
2(2)y=22(2) - y = 2
4y=24 - y = 2
y=2y = 2
よって、x=y=2x=y=2が得られます。したがって、必要十分条件です。
(2)
x=2x = 2 ならば、x2x2=2222=422=0x^2 - x - 2 = 2^2 - 2 - 2 = 4 - 2 - 2 = 0 です。よって、x=2x=2x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 の十分条件です。
x2x2=0x^2 - x - 2 = 0(x2)(x+1)=0(x-2)(x+1) = 0 と因数分解できるので、x=2x=2 または x=1x=-1 です。x=2x=2とは限らないので、x=2x=2x2x2=0x^2 - x - 2 = 0 の必要条件ではありません。
したがって、十分条件であるが必要条件ではありません。
(3)
ABCPQR\triangle ABC \equiv \triangle PQR (合同) ならば、ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR (相似) です。よって、十分条件です。
ABCPQR\triangle ABC \sim \triangle PQR ならば、対応する角は等しいですが、対応する辺の長さが等しいとは限りません。つまり、合同とは限りません。したがって、必要条件ではありません。
よって、十分条件であるが必要条件ではありません。
(4)
x=0|x|=0 ならば x=0x=0 です。
x=0x=0 ならば x=0|x|=0 です。
したがって、必要十分条件です。

3. 最終的な答え

(1) 必要十分条件
(2) 十分条件であるが必要条件ではない
(3) 十分条件であるが必要条件ではない
(4) 必要十分条件

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