与えられた問題は、多変数関数の微積分に関するものです。具体的には、以下の3つの小問があります。 (1) 関数 $f(x, y) = x^4 + xy + y^4$ に対して、ラプラシアン $\Delta f$ を計算する。ここで、$\Delta = \frac{\partial^2}{\partial x^2} + \frac{\partial^2}{\partial y^2}$ です。 (2) 関数 $f(x, y) = e^{2x - y}$ に対して、$\left(2\frac{\partial}{\partial x} + 3\frac{\partial}{\partial y}\right)^2 f(0, 0)$ の値を計算する。 (3) 関数 $f(x, y) = \cos(3x + y)$ の2次のマクローリン展開を求める。ただし、3次の剰余項は省略してよい。
2025/7/2
1. 問題の内容
与えられた問題は、多変数関数の微積分に関するものです。具体的には、以下の3つの小問があります。
(1) 関数 に対して、ラプラシアン を計算する。ここで、 です。
(2) 関数 に対して、 の値を計算する。
(3) 関数 の2次のマクローリン展開を求める。ただし、3次の剰余項は省略してよい。
2. 解き方の手順
(1) ラプラシアンの計算
まず、 の偏導関数を計算します。
ラプラシアン は以下のようになります。
(2) 微分演算子の計算
まず、 の偏導関数を計算します。
次に、 を に作用させます。
もう一度、 を作用させます。
最後に、 における値を計算します。
(3) マクローリン展開
のマクローリン展開を求めます。2次までの展開なので、2次偏導関数まで計算します。
2次のマクローリン展開は以下のようになります。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)