各二次関数について、平方完成を行い、頂点の座標を求めます。
次に、与えられた定義域内で関数の増減を調べ、最大値と最小値を求めます。
(1) y=3x2−4 (−2≤x≤2) この関数はすでに平方完成された形です。頂点は (0,−4) です。 定義域 −2≤x≤2 において、 x=0 のとき、最小値 y=−4 を取ります。 x=−2 または x=2 のとき、最大値 y=3(2)2−4=12−4=8 を取ります。 (2) y=2x2−4x+3 (x≥2) 平方完成します。
y=2(x2−2x)+3=2(x2−2x+1−1)+3=2(x−1)2−2+3=2(x−1)2+1 頂点は (1,1) です。しかし、x≥2 なので、頂点は定義域に含まれません。 x≥2 において、関数は単調増加です。 x=2 のとき、最小値 y=2(2−1)2+1=2(1)+1=3 を取ります。 最大値は存在しません。
(3) y=x2−4x+2 (−2<x≤4) 平方完成します。
y=x2−4x+4−4+2=(x−2)2−2 頂点は (2,−2) です。 定義域 −2<x≤4 において、 x=2 のとき、最小値 y=−2 を取ります。 x=4 のとき、y=(4−2)2−2=4−2=2 を取ります。 x=−2 に近づくとき、y=(−2−2)2−2=16−2=14 に近づきますが、x=−2 は定義域に含まれないため、最大値は存在しません。 (4) y=−x2−6x+1 (0≤x<2) 平方完成します。
y=−(x2+6x)+1=−(x2+6x+9−9)+1=−(x+3)2+9+1=−(x+3)2+10 頂点は (−3,10) です。しかし、0≤x<2 なので、頂点は定義域に含まれません。 0≤x<2 において、関数は単調減少です。 x=0 のとき、最大値 y=−(0+3)2+10=−9+10=1 を取ります。 x=2 に近づくとき、y=−(2+3)2+10=−25+10=−15 に近づきますが、x=2 は定義域に含まれないため、最小値は存在しません。 ##