平行四辺形ABCDにおいて、辺BCを3:2に内分する点をE、辺CDを2:kに外分する点をFとする。3点A, E, Fが一直線上にあるとき、kの値を求めよ。

幾何学ベクトル平行四辺形内分点外分点一次独立
2025/7/2

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、辺BCを3:2に内分する点をE、辺CDを2:kに外分する点をFとする。3点A, E, Fが一直線上にあるとき、kの値を求めよ。

2. 解き方の手順

ベクトルを用いて解く。
AB=b\vec{AB} = \vec{b}, AD=d\vec{AD} = \vec{d}とおく。
まず、点Eの位置ベクトルを求める。
AE=AB+BE\vec{AE} = \vec{AB} + \vec{BE}
BE=35BC=35AD\vec{BE} = \frac{3}{5}\vec{BC} = \frac{3}{5}\vec{AD}
よって、
AE=b+35d\vec{AE} = \vec{b} + \frac{3}{5}\vec{d}
次に、点Fの位置ベクトルを求める。
AF=AD+DF\vec{AF} = \vec{AD} + \vec{DF}
DF=22kDC=22k(b)\vec{DF} = \frac{2}{2-k}\vec{DC} = \frac{2}{2-k}(-\vec{b})
よって、
AF=d22kb\vec{AF} = \vec{d} - \frac{2}{2-k}\vec{b}
3点A, E, Fが一直線上にあるので、AF=tAE\vec{AF} = t\vec{AE}となる実数tが存在する。
d22kb=t(b+35d)\vec{d} - \frac{2}{2-k}\vec{b} = t(\vec{b} + \frac{3}{5}\vec{d})
d22kb=tb+35td\vec{d} - \frac{2}{2-k}\vec{b} = t\vec{b} + \frac{3}{5}t\vec{d}
b\vec{b}d\vec{d}は一次独立なので、係数を比較して、
1=35t1 = \frac{3}{5}t
22k=t-\frac{2}{2-k} = t
1つ目の式より、t=53t = \frac{5}{3}
2つ目の式に代入して、
22k=53-\frac{2}{2-k} = \frac{5}{3}
6=105k-6 = 10 - 5k
5k=165k = 16
k=165k = \frac{16}{5}

3. 最終的な答え

k=165k = \frac{16}{5}

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