楕円 $x^2 + 9y^2 = 9$ と直線 $y = kx + 2$ が接するように、定数 $k$ の値を定め、そのときの接点の座標を求める問題です。

幾何学楕円接線二次方程式判別式
2025/7/2

1. 問題の内容

楕円 x2+9y2=9x^2 + 9y^2 = 9 と直線 y=kx+2y = kx + 2 が接するように、定数 kk の値を定め、そのときの接点の座標を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、楕円の式に直線の式を代入して、xx の2次方程式を作ります。
x2+9(kx+2)2=9x^2 + 9(kx+2)^2 = 9
x2+9(k2x2+4kx+4)=9x^2 + 9(k^2x^2 + 4kx + 4) = 9
x2+9k2x2+36kx+36=9x^2 + 9k^2x^2 + 36kx + 36 = 9
(1+9k2)x2+36kx+27=0(1+9k^2)x^2 + 36kx + 27 = 0
次に、この2次方程式が重解を持つ条件を考えます。判別式 D=0D = 0 となる kk を求めます。
D=(36k)24(1+9k2)(27)=0D = (36k)^2 - 4(1+9k^2)(27) = 0
1296k24(27+243k2)=01296k^2 - 4(27 + 243k^2) = 0
1296k2108972k2=01296k^2 - 108 - 972k^2 = 0
324k2=108324k^2 = 108
k2=108324=13k^2 = \frac{108}{324} = \frac{1}{3}
k=±13=±33k = \pm \frac{1}{\sqrt{3}} = \pm \frac{\sqrt{3}}{3}
k=33k = \frac{\sqrt{3}}{3} のとき、
(1+9(13))x2+36(33)x+27=0(1+9(\frac{1}{3}))x^2 + 36(\frac{\sqrt{3}}{3})x + 27 = 0
4x2+123x+27=04x^2 + 12\sqrt{3}x + 27 = 0
(2x+33)2=0(2x + 3\sqrt{3})^2 = 0
x=332x = -\frac{3\sqrt{3}}{2}
y=33(332)+2=32+2=12y = \frac{\sqrt{3}}{3} (-\frac{3\sqrt{3}}{2}) + 2 = -\frac{3}{2} + 2 = \frac{1}{2}
よって、接点の座標は (332,12)(-\frac{3\sqrt{3}}{2}, \frac{1}{2})
k=33k = -\frac{\sqrt{3}}{3} のとき、
(1+9(13))x2+36(33)x+27=0(1+9(\frac{1}{3}))x^2 + 36(-\frac{\sqrt{3}}{3})x + 27 = 0
4x2123x+27=04x^2 - 12\sqrt{3}x + 27 = 0
(2x33)2=0(2x - 3\sqrt{3})^2 = 0
x=332x = \frac{3\sqrt{3}}{2}
y=33(332)+2=32+2=12y = -\frac{\sqrt{3}}{3} (\frac{3\sqrt{3}}{2}) + 2 = -\frac{3}{2} + 2 = \frac{1}{2}
よって、接点の座標は (332,12)(\frac{3\sqrt{3}}{2}, \frac{1}{2})

3. 最終的な答え

k=33k = \frac{\sqrt{3}}{3} のとき、接点の座標は (332,12)(-\frac{3\sqrt{3}}{2}, \frac{1}{2})
k=33k = -\frac{\sqrt{3}}{3} のとき、接点の座標は (332,12)(\frac{3\sqrt{3}}{2}, \frac{1}{2})

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