## 1. 問題の内容

幾何学三角形接線三平方の定理ピタゴラスの定理
2025/7/2
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1. 問題の内容

与えられた図における、xxyyの値を求める問題です。図は2つあり、それぞれ(1)と(2)に分かれています。
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2. 解き方の手順

### (1) の場合
図(1)は三角形ABCとその内接円が描かれています。三角形の各辺と内接円の接点までの距離が一部与えられており、それらを利用してxを求めます。
三角形の内接円の性質として、各頂点から接点までの距離は等しいというものがあります。
* 点Aから円の接点までの距離は7です。
* 点Bから円の接点までの距離は8です。
* 点Cから円の接点までの距離はxとします。
このとき、
AC = 9 = 7 + x - 7
BC = 8 = 8 + x -8
AB = 7 = 7 + 8 - 8
したがって、
x=97=2x = 9 -7 = 2となります。
### (2) の場合
図(2)は、2つの円が接しており、直線がそれらの円に接している図です。点Cを中心とする円の半径は10で、点Aを中心とする円の半径はxです。点Pから円Aへの接線の長さは15です。CDは円Cの接線で長さyです。角ADBと角PABは直角です。
まず、PAB\triangle PABに着目します。PA=15PA=15AB=xAB=xです。PBPBは2つの円の中心間の距離の和になります。
次に、PCD\triangle PCDに着目します。PC=10+xPC = 10+xCD=yCD = yPD=PA+ADPD = PA + ADです。
ここで、点AからCDに対して垂線を下ろし、その交点をEとします。すると、四角形AEDBは長方形になるので、AE=BD=yAE = BD = yED=AB=xED = AB = xとなります。したがって、CE=10xCE = 10 - xとなります。
直角三角形CAEにおいて、三平方の定理より、
AC2=AE2+CE2AC^2 = AE^2 + CE^2
(10+x)2=y2+(10x)2(10+x)^2 = y^2 + (10-x)^2
100+20x+x2=y2+10020x+x2100+20x+x^2 = y^2 + 100-20x+x^2
y2=40xy^2 = 40x
また、直角三角形PABにおいて、PB2=PA2+AB2PB^2 = PA^2 + AB^2
図から、xxyyは正の値であると判断できます。
次に、CDP\triangle CDPに着目します。CD=yCD = yであり、CP=10+xCP=10+xです。
したがって、三平方の定理より、DP2+y2=(10+x)2DP^2 + y^2 = (10+x)^2
また、AP=15AP=15AD=yAD=yであるため、DP=15+AD=15DP=15+AD = 15
CDE\triangle CDEにおいて、CD=yCD = y, CE=10xCE = 10 -xDE=215DE = 2\sqrt{15}
DP2=(15)2=225DP^2 = (15)^2 = 225なので、225+y2=(10+x)2225+y^2 = (10+x)^2
PAB\triangle PABに着目すると、AP=15AP = 15AB=xAB=xBPBPは二つの円の半径の和であるから、PB=10+xPB = 10 + xとなります。
したがって、PAB\triangle PABは直角三角形なので、ピタゴラスの定理より、
PA2+AB2=PB2PA^2 + AB^2 = PB^2
152+x2=(10+x)215^2 + x^2 = (10+x)^2
225+x2=100+20x+x2225 + x^2 = 100 + 20x + x^2
125=20x125 = 20x
x=125/20=25/4=6.25x = 125/20 = 25/4 = 6.25
次に、yyを求めます。y2=40xy^2 = 40xより、y2=40(25/4)=250y^2 = 40(25/4) = 250
したがって、y=250=510y = \sqrt{250} = 5\sqrt{10}
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3. 最終的な答え

(1) x=2x=2
(2) x=6.25x = 6.25, y=510y = 5\sqrt{10}

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