三角形ABCにおいて、$AB=5$, $BC=6$, $CA=4$であり、辺ACの中点をMとする。辺BCのCを超える延長線上に点Dをとり、直線DMと辺ABの交点をEとする。このとき、三角形ABCと三角形AMEが相似である。 (1) 線分AEの長さを求めよ。 (2) 線分CDの長さを求めよ。 (3) 直線BMと線分ADの交点をFとするとき、$\frac{DF}{FA}$を求めよ。

幾何学三角形相似メネラウスの定理チェバの定理辺の比
2025/7/2

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、AB=5AB=5, BC=6BC=6, CA=4CA=4であり、辺ACの中点をMとする。辺BCのCを超える延長線上に点Dをとり、直線DMと辺ABの交点をEとする。このとき、三角形ABCと三角形AMEが相似である。
(1) 線分AEの長さを求めよ。
(2) 線分CDの長さを求めよ。
(3) 直線BMと線分ADの交点をFとするとき、DFFA\frac{DF}{FA}を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) ABCAME\triangle ABC \sim \triangle AMEより、対応する辺の比は等しいので、
AEAC=AMAB\frac{AE}{AC} = \frac{AM}{AB}
AM=AC2=42=2AM = \frac{AC}{2} = \frac{4}{2} = 2
AE4=25\frac{AE}{4} = \frac{2}{5}
AE=85AE = \frac{8}{5}
(2) ABCAME\triangle ABC \sim \triangle AMEより、対応する辺の比は等しいので、
BCME=ACAE\frac{BC}{ME} = \frac{AC}{AE}
ME=AE×BCAC=85×64=125ME = \frac{AE \times BC}{AC} = \frac{\frac{8}{5} \times 6}{4} = \frac{12}{5}
メネラウスの定理をABD\triangle ABDと直線EMについて適用すると、
AEEB×BCCD×DMMA=1\frac{AE}{EB} \times \frac{BC}{CD} \times \frac{DM}{MA} = 1
EB=ABAE=585=175EB = AB - AE = 5 - \frac{8}{5} = \frac{17}{5}
AEEB=85175=817\frac{AE}{EB} = \frac{\frac{8}{5}}{\frac{17}{5}} = \frac{8}{17}
BCCD×DMMA=178\frac{BC}{CD} \times \frac{DM}{MA} = \frac{17}{8}
DMMA=CD+MC2\frac{DM}{MA} = \frac{CD + MC}{2}
MA=2MA=2, MC=2MC=2
AEEB×BCCD×DMMA=1\frac{AE}{EB} \times \frac{BC}{CD} \times \frac{DM}{MA} = 1
817×6CD×CD+22=1\frac{8}{17} \times \frac{6}{CD} \times \frac{CD+2}{2} = 1
817×6(CD+2)2CD=1\frac{8}{17} \times \frac{6(CD+2)}{2CD} = 1
24(CD+2)17CD=1\frac{24(CD+2)}{17CD} = 1
24CD+48=17CD24CD + 48 = 17CD
7CD=487CD = -48
これは明らかに間違っている。
AMEABC\triangle AME \sim \triangle ABCより、AMAB=AEAC=MEBC\frac{AM}{AB}=\frac{AE}{AC}=\frac{ME}{BC}
25=AE4=ME6\frac{2}{5} = \frac{AE}{4}=\frac{ME}{6}
AE=85AE = \frac{8}{5}, ME=125ME = \frac{12}{5}
メネラウスの定理より、BCE\triangle BCEと直線ADについて
CDDB×BAAE×EMMC=1\frac{CD}{DB} \times \frac{BA}{AE} \times \frac{EM}{MC} = 1
CDCD+6×58/5×12/52=1\frac{CD}{CD+6} \times \frac{5}{8/5} \times \frac{12/5}{2} = 1
CDCD+6×258×65=1\frac{CD}{CD+6} \times \frac{25}{8} \times \frac{6}{5} = 1
CDCD+6×154=1\frac{CD}{CD+6} \times \frac{15}{4} = 1
15CD=4CD+2415CD = 4CD + 24
11CD=2411CD = 24
CD=2411CD = \frac{24}{11}
(3) チェバの定理より
AEEB×BCCD×DGGA=1\frac{AE}{EB} \times \frac{BC}{CD} \times \frac{DG}{GA} = 1
8/517/5×624/11×AFFD=1\frac{8/5}{17/5} \times \frac{6}{24/11} \times \frac{AF}{FD} = 1
817×6624=ADDF\frac{8}{17} \times \frac{66}{24} = \frac{AD}{DF}
DFFA=817×114=2217\frac{DF}{FA} = \frac{8}{17} \times \frac{11}{4} = \frac{22}{17}
DFFA=2217\frac{DF}{FA} = \frac{22}{17}

3. 最終的な答え

(1) AE=85AE = \frac{8}{5}
(2) CD=2411CD = \frac{24}{11}
(3) DFFA=1722\frac{DF}{FA} = \frac{17}{22}

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