縦 $a$ cm、横 $b$ cm の長方形を下図のように並べたとき、以下の問いに答えます。 (1) 2番目と3番目の図形の周の長さの差を $a, b$ を用いて表します。 (2) 10番目の図形の周の長さを $a, b$ を用いて表します。

幾何学長方形周の長さ図形
2025/7/2

1. 問題の内容

aa cm、横 bb cm の長方形を下図のように並べたとき、以下の問いに答えます。
(1) 2番目と3番目の図形の周の長さの差を a,ba, b を用いて表します。
(2) 10番目の図形の周の長さを a,ba, b を用いて表します。

2. 解き方の手順

(1)
2番目の図形の周の長さは 2a+2b+2(ab)+2(ba)=2a+2b+2a2b+2b2a=2a+2b2a + 2b + 2(a - b) + 2(b - a) = 2a + 2b + 2a - 2b + 2b - 2a = 2a + 2b です。
3番目の図形の周の長さは 2a+2b+2(ab)+2(ba)+2(ab)+2(ba)=2a+2b+2(ab)=4a+2b2b=4a2a + 2b + 2(a - b) + 2(b - a) + 2(a-b) + 2(b-a) = 2a+2b + 2(a-b) = 4a + 2b - 2b = 4a です。
したがって、2番目の図形と3番目の図形の周の長さの差は 4a(2a+2b)=2a2b4a - (2a+2b) = 2a - 2b です。
(2)
1番目の図形の周の長さは 2a+2b2a + 2b です。
2番目の図形の周の長さは 2a+2b+2(ab)+2(ba)=2a+2b2a + 2b + 2(a-b) + 2(b-a) = 2a + 2b です。
3番目の図形の周の長さは 2a+2b+2(ab)+2(ba)+2(ab)+2(ba)=2a+2b+2(ab)=4a+2b2b=4a2a + 2b + 2(a-b) + 2(b-a) + 2(a-b) + 2(b-a) = 2a+2b + 2(a-b) = 4a + 2b - 2b = 4a です。
4番目の図形の周の長さは 2a+2b+2(ab)+2(ba)+2(ab)+2(ba)+2(ab)+2(ba)=2a+2b+4(ab)=6a2b2a+2b+2(a-b)+2(b-a)+2(a-b)+2(b-a)+2(a-b)+2(b-a)=2a + 2b + 4(a-b) = 6a-2b
奇数番目の図形の周の長さは nnを自然数として、(n+1)a+nbnbna=2na2nb (n+1)a + nb - nb - na = 2na - 2nb の形となり、偶数番目の図形の周の長さは、2a+2b+(n1)(2a2b) 2a + 2b + (n-1)(2a-2b)
図形の数が奇数の時、周の長さは 2na2nb+2a+2b+2(ba)2na - 2nb +2a + 2b + 2(b-a) で求められる。
図形の数が偶数の時、周の長さは2a+2b2a + 2bである。
奇数番目の場合、長方形がnn個増えたとき、周の長さは2na2nb+2a+2b2a+2b2na - 2nb + 2a + 2b - 2a +2b
10番目の図形の周の長さは 2a+2b+(101)(2a2b)2a + 2b + (10-1) (2a-2b) で求まる。
2a+2b+9(2a2b)=2a+2b+18a18b=20a16b2a + 2b + 9 (2a-2b) = 2a + 2b + 18a - 18b = 20a - 16b

3. 最終的な答え

(1) 2a2b2a - 2b
(2) 20a16b20a - 16b

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