直角を挟む2辺の長さの和が10である直角三角形において、斜辺の長さが最小となるときの斜辺の長さを求める。

幾何学三平方の定理直角三角形最大・最小平方完成
2025/7/2

1. 問題の内容

直角を挟む2辺の長さの和が10である直角三角形において、斜辺の長さが最小となるときの斜辺の長さを求める。

2. 解き方の手順

直角を挟む2辺の長さをそれぞれ aabb とします。斜辺の長さを cc とします。
問題文より、a+b=10a + b = 10 が与えられています。
三平方の定理より、a2+b2=c2a^2 + b^2 = c^2 が成り立ちます。
b=10ab = 10 - aa2+b2=c2a^2 + b^2 = c^2 に代入すると、
a2+(10a)2=c2a^2 + (10 - a)^2 = c^2
a2+10020a+a2=c2a^2 + 100 - 20a + a^2 = c^2
2a220a+100=c22a^2 - 20a + 100 = c^2
c2c^2 が最小となる aa を求めるために、2a220a+1002a^2 - 20a + 100 を平方完成します。
2(a210a)+100=2(a210a+2525)+100=2((a5)225)+100=2(a5)250+100=2(a5)2+502(a^2 - 10a) + 100 = 2(a^2 - 10a + 25 - 25) + 100 = 2((a-5)^2 - 25) + 100 = 2(a-5)^2 - 50 + 100 = 2(a-5)^2 + 50
2(a5)2+502(a-5)^2 + 50a=5a=5 のとき最小値50を取ります。したがって、c2c^2 が最小となるのは a=5a=5 のときです。
このとき、b=10a=105=5b = 10 - a = 10 - 5 = 5 となります。
c2=50c^2 = 50 より、c=50=25×2=52c = \sqrt{50} = \sqrt{25 \times 2} = 5\sqrt{2} となります。

3. 最終的な答え

525\sqrt{2}

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