三角形OABにおいて、以下の条件を満たす点Pの存在範囲を求める。 (1) $\overrightarrow{OP} = s\overrightarrow{OA} + t\overrightarrow{OB}$, $1 \le s \le 2$, $0 \le t \le 1$ (2) $\overrightarrow{OP} = s\overrightarrow{OA} + (s+t)\overrightarrow{OB}$, $0 \le s \le 1$, $0 \le t \le 1$
2025/7/2
1. 問題の内容
三角形OABにおいて、以下の条件を満たす点Pの存在範囲を求める。
(1) , ,
(2) , ,
2. 解き方の手順
(1)
, ,
のとき、 (). これは、点Aから線分OB方向に平行に長さOBまでの線分を表す。これを線分ACとする。
のとき、 (). これは、点から線分OB方向に平行に長さOBまでの線分を表す。これを線分とする。
点Pは、線分ACと線分の間を埋め尽くす平行四辺形の内部と周上にある。ここで、, , 。
(2)
, ,
ここで、, とおくと、
, ,
とする。
のとき、 (). これは、線分OBを表す。
のとき、 (). これは、点Cから線分OB方向に平行に長さOBまでの線分を表す。
したがって、点Pの存在範囲は、三角形OCBの内部と周上である。
3. 最終的な答え
(1) 点Pの存在範囲は、点, , としたとき、平行四辺形の内部と周上である。
(2) 点Pの存在範囲は、としたとき、三角形OCBの内部と周上である。