三角形ABCにおいて、$AB=3$, $BC=2$, $CA=4$である。$\vec{AB} = \vec{b}$, $\vec{AC} = \vec{c}$とする。 (1) 内積 $\vec{b} \cdot \vec{c}$を求める。 (2) $\vec{AD}$を$\vec{b}$, $\vec{c}$で表す。ここでDは直線AIと辺BCの交点であり、Iは三角形ABCの内心である。 (3) $\vec{AI}$を$\vec{b}$, $\vec{c}$で表す。 (4) $\vec{AE}$を$\vec{b}$, $\vec{c}$で表す。ここでEは三角形ABCの内接円と辺BCの接点である。
2025/7/2
1. 問題の内容
三角形ABCにおいて、, , である。, とする。
(1) 内積 を求める。
(2) を, で表す。ここでDは直線AIと辺BCの交点であり、Iは三角形ABCの内心である。
(3) を, で表す。
(4) を, で表す。ここでEは三角形ABCの内接円と辺BCの接点である。
2. 解き方の手順
(1) 内積を求める。
余弦定理より、
(2) を, で表す。
内心Iは角Aの二等分線上にあるので、ADは角Aの二等分線である。角の二等分線の定理より、
よって、
(3) を, で表す。
内心Iは角の二等分線上にあるので、とおける。
と表せることから、
三角形ABCの面積をSとすると,
, where is the radius of the inscribed circle.
, so
, so
(4) を, で表す。
内接円の半径をrとすると、
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)
(4)