直角双曲線 $y = \frac{ax+1}{bx+2}$ の漸近線が $x=3$ と $y=2$ であるとき、$a$ と $b$ の値を求めよ。

代数学分数関数漸近線逆関数定義域値域
2025/7/2
## 問題1

1. 問題の内容

直角双曲線 y=ax+1bx+2y = \frac{ax+1}{bx+2} の漸近線が x=3x=3y=2y=2 であるとき、aabb の値を求めよ。

2. 解き方の手順

* 漸近線が x=3x=3 であることから、bx+2=0bx+2=0 となる xx が 3 であるため、b(3)+2=0b(3) + 2 = 0 が成り立ちます。 これより、3b=23b = -2 となり、b=23b = -\frac{2}{3} が得られます。
* 漸近線が y=2y=2 であることから、y=aby = \frac{a}{b} が成り立ちます。 したがって、2=ab2 = \frac{a}{b} です。b=23b = -\frac{2}{3} を代入すると、2=a232 = \frac{a}{-\frac{2}{3}} となり、a=2(23)=43a = 2 \cdot (-\frac{2}{3}) = -\frac{4}{3} が得られます。

3. 最終的な答え

a=43a = -\frac{4}{3}
b=23b = -\frac{2}{3}
## 問題2

1. 問題の内容

関数 y=bx+1xay = \frac{bx+1}{x-a} (a>0a>0, b>0b>0) の定義域が {xax0}\{x | -a \le x \le 0\} であり、値域が {y1y1}\{y | -1 \le y \le 1\} であるとき、定数 aa, bb の値を求めよ。

2. 解き方の手順

* x=ax=-a のとき、y=1y=-1 となるため、ab+1aa=1\frac{-ab+1}{-a-a} = -1 が成り立ちます。 これより、ab+1=2a-ab+1 = 2a が得られます。
* x=0x=0 のとき、y=1y=1 となるため、1a=1\frac{1}{-a} = 1 または 1a=1\frac{1}{-a} = -1 が成り立ちます。 a>0a>0 より、yyは減少関数となるので、x=0x=0のとき、y=1y=-1となるので、1a=1\frac{1}{-a}=-1より、a=1a=1
* a=1a=1ab+1=2a-ab+1=2aに代入すると、b+1=2-b+1=2。したがって、b=1b=-1 となる。
しかし、b>0b>0の条件に反するため、x=ax=-a のとき、y=1y=1x=0x=0のとき、y=1y=-1となることを考慮する。
x=ax=-a のとき、y=1y=1となるため、ab+1aa=1\frac{-ab+1}{-a-a} = 1 が成り立ちます。 これより、ab+1=2a-ab+1 = -2a が得られます。
x=0x=0 のとき、y=1y=-1となるため、1a=1\frac{1}{-a} = -1。したがって、a=1a=1
a=1a=1ab+1=2a-ab+1=-2aに代入すると、b+1=2-b+1=-2。したがって、b=3b=3 となる。
a=1,b=3a=1, b=3a>0,b>0a>0, b>0を満たす。

3. 最終的な答え

a=1a = 1
b=3b = 3
## 問題3

1. 問題の内容

分数関数 f(x)=ax+bcx+df(x) = \frac{ax+b}{cx+d} (c0c \neq 0, adbc0ad-bc \neq 0) について以下の問いに答えよ。
(1) f(x)f(x) の逆関数 f1(x)f^{-1}(x) を求めよ。
(2) f(x)=f1(x)f(x) = f^{-1}(x) となる条件を求めよ。
(3) f(x)=f1(x)f(x) = f^{-1}(x), f(0)=1f(0) = -1, f(3)=2f(3) = 2 となる f(x)f(x) を求めよ。
(4) (3) で求めた f(x)f(x) に対し、f(h(x))=xf(h(x)) = -x となる h(x)h(x) を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} とする。 xx について解く。
y(cx+d)=ax+by(cx+d) = ax+b
cxy+dy=ax+bcxy + dy = ax + b
cxyax=bdycxy - ax = b - dy
x(cya)=bdyx(cy-a) = b-dy
x=dy+bcyax = \frac{-dy+b}{cy-a}
f1(x)=dx+bcxaf^{-1}(x) = \frac{-dx+b}{cx-a}
(2) f(x)=f1(x)f(x) = f^{-1}(x) となる条件は、ax+bcx+d=dx+bcxa\frac{ax+b}{cx+d} = \frac{-dx+b}{cx-a}
係数を比較すると、a=da = -d より、a+d=0a+d=0
(3) f(x)=f1(x)f(x) = f^{-1}(x) より、a+d=0a+d = 0, d=ad = -a
f(x)=ax+bcxaf(x) = \frac{ax+b}{cx-a}
f(0)=1f(0) = -1 より、ba=1\frac{b}{-a} = -1, b=ab = a
f(x)=ax+acxaf(x) = \frac{ax+a}{cx-a}
f(3)=2f(3) = 2 より、3a+a3ca=2\frac{3a+a}{3c-a} = 2, 4a3ca=2\frac{4a}{3c-a} = 2, 4a=6c2a4a = 6c-2a, 6a=6c6a = 6c, c=ac = a
f(x)=ax+aaxa=a(x+1)a(x1)=x+1x1f(x) = \frac{ax+a}{ax-a} = \frac{a(x+1)}{a(x-1)} = \frac{x+1}{x-1}
(4) f(h(x))=xf(h(x)) = -x
h(x)+1h(x)1=x\frac{h(x)+1}{h(x)-1} = -x
h(x)+1=x(h(x)1)h(x)+1 = -x(h(x)-1)
h(x)+1=xh(x)+xh(x)+1 = -xh(x)+x
h(x)+xh(x)=x1h(x)+xh(x) = x-1
h(x)(1+x)=x1h(x)(1+x) = x-1
h(x)=x1x+1h(x) = \frac{x-1}{x+1}

3. 最終的な答え

(1) f1(x)=dx+bcxaf^{-1}(x) = \frac{-dx+b}{cx-a}
(2) a+d=0a+d = 0
(3) f(x)=x+1x1f(x) = \frac{x+1}{x-1}
(4) h(x)=x1x+1h(x) = \frac{x-1}{x+1}
## 問題4
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