関数 $f(x, y)$ と $g(x, y)$ が全微分可能であるとき、以下の2つの式が成り立つことを示す問題です。 (1) $d(\alpha f + \beta g) = \alpha df + \beta dg$ ($\alpha, \beta$ は実数) (2) $d(fg) = g df + f dg$
2025/7/2
1. 問題の内容
関数 と が全微分可能であるとき、以下の2つの式が成り立つことを示す問題です。
(1) ( は実数)
(2)
2. 解き方の手順
(1)
全微分の定義より、 と が成り立ちます。
とおくと、 となります。
ここで、 および であるから、
よって、 が成り立ちます。
(2)
とおくと、 となります。
ここで、 および であるから、
よって、 が成り立ちます。
3. 最終的な答え
(1)
(2)