関数 $f(x) = \sqrt{x} + \sqrt{1-x}$ の極値を求めるために、導関数を計算し、微分係数が0となる $x$ の値を求め、増減表を作成する。

解析学微分極値導関数増減表関数の最大値
2025/7/2

1. 問題の内容

関数 f(x)=x+1xf(x) = \sqrt{x} + \sqrt{1-x} の極値を求めるために、導関数を計算し、微分係数が0となる xx の値を求め、増減表を作成する。

2. 解き方の手順

まず、関数 f(x)=x+1xf(x) = \sqrt{x} + \sqrt{1-x} を微分します。
f(x)=x1/2+(1x)1/2f(x) = x^{1/2} + (1-x)^{1/2}
f(x)=12x1/2+12(1x)1/2(1)f'(x) = \frac{1}{2}x^{-1/2} + \frac{1}{2}(1-x)^{-1/2}(-1)
f(x)=12x1/212(1x)1/2f'(x) = \frac{1}{2}x^{-1/2} - \frac{1}{2}(1-x)^{-1/2}
f(x)=12x1/212(1x)1/2f'(x) = \frac{1}{2} x^{-1/2} - \frac{1}{2} (1-x)^{-1/2}
従って、(1) = 1/2, (2) = 1/2, (3) = 1/2, (4) = 1, (5) = 1/2
次に、f(x)=0f'(x) = 0 となる xx の値を求めます。
12x1/2=12(1x)1/2\frac{1}{2}x^{-1/2} = \frac{1}{2}(1-x)^{-1/2}
x1/2=(1x)1/2x^{-1/2} = (1-x)^{-1/2}
1x=11x\frac{1}{\sqrt{x}} = \frac{1}{\sqrt{1-x}}
x=1x\sqrt{x} = \sqrt{1-x}
x=1xx = 1-x
2x=12x = 1
x=12=0.5x = \frac{1}{2} = 0.5
従って、(6) = 0.5
x=0.5x=0.5 の前後で f(x)f'(x) の符号を調べます。
0<x<0.50 < x < 0.5 のとき、f(x)>0f'(x) > 0
0.5<x<10.5 < x < 1 のとき、f(x)<0f'(x) < 0
増減表より、x=0.5x=0.5 で極大となる。
f(0.5)=0.5+10.5=0.5+0.5=20.5=222=2f(0.5) = \sqrt{0.5} + \sqrt{1-0.5} = \sqrt{0.5} + \sqrt{0.5} = 2\sqrt{0.5} = 2\frac{\sqrt{2}}{2} = \sqrt{2}
従って、(7) = 0.5, (8) = 極大値

3. 最終的な答え

(1) 1/2
(2) 1/2
(3) 1/2
(4) 1
(5) 1/2
(6) 0.5
(7) 0.5
(8) 極大値

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