差が6である2つの整数について、大きい方の2乗から小さい方の2乗を引いたとき、その差が12の倍数になることを証明する問題です。

代数学整数の性質因数分解証明
2025/3/31

1. 問題の内容

差が6である2つの整数について、大きい方の2乗から小さい方の2乗を引いたとき、その差が12の倍数になることを証明する問題です。

2. 解き方の手順

2つの整数を xxyy とします。問題文より、xy=6x - y = 6 とします。ここで、xx が大きい方の整数とします。
x2y2x^2 - y^2 が12の倍数であることを示す必要があります。
x2y2x^2 - y^2 を因数分解すると、(x+y)(xy)(x+y)(x-y) となります。
問題文より、xy=6x - y = 6 であるため、
x2y2=(x+y)(6)x^2 - y^2 = (x+y)(6) となります。
x+yx+y が偶数であることを示す必要があります。
xy=6x - y = 6 より、x=y+6x = y + 6 となります。
したがって、x+y=(y+6)+y=2y+6=2(y+3)x + y = (y+6) + y = 2y + 6 = 2(y+3) となります。
2(y+3)2(y+3) は2の倍数なので、偶数です。
x2y2=(x+y)(6)=2(y+3)(6)=12(y+3)x^2 - y^2 = (x+y)(6) = 2(y+3)(6) = 12(y+3)
yy は整数であるため、y+3y+3 も整数です。したがって、12(y+3)12(y+3) は12の倍数です。

3. 最終的な答え

差が6である2つの整数について、大きい方の2乗から小さい方の2乗を引いた差は12の倍数である。

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