長方形ABCDの一部分を切り取った図形p~sを、直線lを軸として1回転させたときにできる立体の体積をP, Q, R, Sとする。P, Q, R, Sの大小関係について、正しい記述をア~エの中からすべて選ぶ問題です。

幾何学立体の体積回転体円柱円錐
2025/7/2

1. 問題の内容

長方形ABCDの一部分を切り取った図形p~sを、直線lを軸として1回転させたときにできる立体の体積をP, Q, R, Sとする。P, Q, R, Sの大小関係について、正しい記述をア~エの中からすべて選ぶ問題です。

2. 解き方の手順

* p:長方形を回転させると、円柱ができる。体積は VP=πl2l=πl3V_P = \pi l^2 \cdot l = \pi l^3
* q:直角三角形を回転させると、底面の半径がll、高さがllの円錐ができる。体積は VQ=13πl2l=13πl3V_Q = \frac{1}{3} \pi l^2 \cdot l = \frac{1}{3} \pi l^3
* r:直角三角形を回転させると、底面の半径がll、高さがllの円錐ができる。体積は VR=13πl2l=13πl3V_R = \frac{1}{3} \pi l^2 \cdot l = \frac{1}{3} \pi l^3
* s:長方形を回転させると、円柱ができる。ただし、高さは元の長方形の半分なので、体積は VS=πl2l2=12πl3V_S = \pi l^2 \cdot \frac{l}{2} = \frac{1}{2} \pi l^3
よって、VP=πl3V_P = \pi l^3, VQ=13πl3V_Q = \frac{1}{3} \pi l^3, VR=13πl3V_R = \frac{1}{3} \pi l^3, VS=12πl3V_S = \frac{1}{2} \pi l^3である。
これらの体積を比較すると、P>S>Q=RP > S > Q = Rとなる。
* ア:Pが最も大きく、Sが最も小さい。これは誤り。
* イ:Rが最も大きく、Sが最も小さい。これは誤り。
* ウ:QとRは等しい。これは正しい。
* エ:P, Q, R, Sはすべて異なる。これは誤り。

3. 最終的な答え

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