画像に示された微分方程式の問題を解きます。具体的には、以下の2つの問題を解きます。 (1) $\frac{dy}{dx} = y^2$ (2) $\frac{dy}{dx} = \frac{y^2}{\cos^2 x}, \quad y(0) = 1$

解析学微分方程式変数分離形積分初期条件
2025/7/2

1. 問題の内容

画像に示された微分方程式の問題を解きます。具体的には、以下の2つの問題を解きます。
(1) dydx=y2\frac{dy}{dx} = y^2
(2) dydx=y2cos2x,y(0)=1\frac{dy}{dx} = \frac{y^2}{\cos^2 x}, \quad y(0) = 1

2. 解き方の手順

(1) dydx=y2\frac{dy}{dx} = y^2
これは変数分離形の微分方程式です。まず、yyxxを分離します。
dyy2=dx\frac{dy}{y^2} = dx
両辺を積分します。
dyy2=dx\int \frac{dy}{y^2} = \int dx
1y=x+C-\frac{1}{y} = x + C (ここで、CCは積分定数)
yyについて解きます。
y=1x+Cy = -\frac{1}{x+C}
(2) dydx=y2cos2x,y(0)=1\frac{dy}{dx} = \frac{y^2}{\cos^2 x}, \quad y(0) = 1
これも変数分離形の微分方程式です。まず、yyxxを分離します。
dyy2=dxcos2x\frac{dy}{y^2} = \frac{dx}{\cos^2 x}
両辺を積分します。
dyy2=dxcos2x\int \frac{dy}{y^2} = \int \frac{dx}{\cos^2 x}
1y=tanx+C-\frac{1}{y} = \tan x + C (ここで、CCは積分定数)
yyについて解きます。
y=1tanx+Cy = -\frac{1}{\tan x + C}
初期条件 y(0)=1y(0) = 1 を適用します。
1=1tan0+C1 = -\frac{1}{\tan 0 + C}
1=10+C1 = -\frac{1}{0 + C}
C=1C = -1
したがって、y=1tanx1y = -\frac{1}{\tan x - 1}

3. 最終的な答え

(1) y=1x+Cy = -\frac{1}{x+C}
(2) y=1tanx1y = -\frac{1}{\tan x - 1}
あるいはy=11tanxy = \frac{1}{1 - \tan x}

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