## 問題の解答
### 問題の内容
1. **無記名投票の問題:** 3人の候補者に対し、8人の投票者が無記名で投票する場合の、票の分かれ方の総数を求めます。ただし、候補者は投票できないものとします。
2. **方程式の解の問題:** 正の整数 $x, y, z$ が方程式 $x + y + z = 9$ を満たす組の総数を求めます。
3. **確率の問題 (サイコロ):** 2つのサイコロを同時に投げたとき、(1) 目の和が5の倍数になる確率、(2) 目の積が6になる確率を求めます。
### 解き方の手順
1. **無記名投票の問題:**
これは、8個の同じものを3つの異なる箱(候補者)に入れる場合の数を求める問題です。ただし、各箱には0個以上のものが入っても良いとします。この問題は、重複組み合わせの問題として知られています。
個のものから 個を選ぶ重複組み合わせの数は で表されます。
この問題では、(候補者の数)と (投票者の数)なので、求める総数は となります。
2. **方程式の解の問題:**
正の整数 が を満たす組の数を求めます。
まず、 とおきます。ここで、 は0以上の整数です。
すると、元の式は となり、 と変形できます。
この問題は、6個の同じものを3つの異なる箱に入れる場合の数を求める問題で、各箱には0個以上のものが入っても良いとします。これは重複組み合わせの問題です。
(変数の数)と なので、求める総数は となります。
3. **確率の問題 (サイコロ):**
(1) 目の和が5の倍数になる確率:
2つのサイコロの目の和は最小で2、最大で12です。この範囲で5の倍数になるのは5と10です。
和が5になる組み合わせは、(1, 4), (2, 3), (3, 2), (4, 1) の4通りです。
和が10になる組み合わせは、(4, 6), (5, 5), (6, 4) の3通りです。
したがって、目の和が5の倍数になる組み合わせは合計で4 + 3 = 7通りです。
2つのサイコロの目の出方は 通りなので、確率は です。
(2) 目の積が6になる確率:
目の積が6になる組み合わせは、(1, 6), (2, 3), (3, 2), (6, 1) の4通りです。
2つのサイコロの目の出方は 通りなので、確率は です。
### 最終的な答え
1. **無記名投票の問題:** 45通り
2. **方程式の解の問題:** 28組
3. **確率の問題 (サイコロ):**
(1) 目の和が5の倍数になる確率:
(2) 目の積が6になる確率: