## 問題10
1. 問題の内容
1から100までの番号が振られた100枚のカードから1枚を引くとき、その番号が5または8で割り切れる確率を求めます。
2. 解き方の手順
* 5で割り切れる数を数えます。100 ÷ 5 = 20なので、5で割り切れる数は20個です。
* 8で割り切れる数を数えます。100 ÷ 8 = 12.5なので、8で割り切れる数は12個です(小数点以下は切り捨て)。
* 5と8の両方で割り切れる数を数えます。これは5と8の最小公倍数である40で割り切れる数を数えることと同じです。100 ÷ 40 = 2.5なので、40で割り切れる数は2個です。
* 5または8で割り切れる数の個数は、5で割り切れる数 + 8で割り切れる数 - 5と8の両方で割り切れる数で求められます。
* 確率を計算します。求める確率は、5または8で割り切れる数の個数 / 全体のカードの枚数です。
3. 最終的な答え
## 問題11
1. 問題の内容
15個の商品の中に不良品が5個ある。この商品を同時に5個取り出すとき、不良品が3個以上含まれる確率を求めます。
2. 解き方の手順
不良品が3個以上含まれる確率を求めるには、次の確率を足し合わせます。
* 不良品が3個含まれる確率
* 不良品が4個含まれる確率
* 不良品が5個含まれる確率
まず、全体の場合の数を計算します。
15個の商品から5個取り出す組み合わせの数は、 通りです。
次に、不良品の個数ごとの組み合わせの数を計算します。
* 不良品が3個の場合:
不良品5個から3個を選ぶ組み合わせは 通り。
良品10個から2個を選ぶ組み合わせは 通り。
この場合の組み合わせの数は 通り。
* 不良品が4個の場合:
不良品5個から4個を選ぶ組み合わせは 通り。
良品10個から1個を選ぶ組み合わせは 通り。
この場合の組み合わせの数は 通り。
* 不良品が5個の場合:
不良品5個から5個を選ぶ組み合わせは 通り。
この場合の組み合わせの数は 通り。
不良品が3個以上含まれる組み合わせの数は 通り。
したがって、不良品が3個以上含まれる確率は
3. 最終的な答え
## 問題12 (1)
1. 問題の内容
3つのサイコロを同時に投げるとき、少なくとも2個の目が等しい確率を求めます。
2. 解き方の手順
すべての目の出方は 通りです。
余事象を利用して考えます。すなわち、「少なくとも2個の目が等しい」の否定は「すべて異なる目が出る」ことです。
すべて異なる目が出る確率を計算します。
1つ目のサイコロの目は何でも良いので6通り、2つ目のサイコロは1つ目のサイコロと異なる必要があるため5通り、3つ目のサイコロは1つ目と2つ目のサイコロと異なる必要があるため4通りです。
したがって、すべて異なる目が出る組み合わせは 通りです。
すべて異なる目が出る確率は です。
少なくとも2個の目が等しい確率は、1 - (すべて異なる目が出る確率) で計算できます。
3. 最終的な答え
## 問題12 (2)
1. 問題の内容
3つのサイコロを同時に投げるとき、3個の目の積が偶数となる確率を求めます。
2. 解き方の手順
3つの目の積が偶数になるのは、少なくとも1つの目が偶数である場合です。
余事象を利用して考えます。すなわち、「3個の目の積が偶数」の否定は「3個の目の積が奇数」です。
3個の目の積が奇数になるのは、すべての目が奇数である場合です。
サイコロの目は1, 2, 3, 4, 5, 6 のうち、奇数は1, 3, 5 の3つです。
したがって、すべての目が奇数である確率は です。
3個の目の積が偶数となる確率は、1 - (3個の目の積が奇数となる確率) で計算できます。