以下の2つの条件を満たす2次関数を求めます。 (1) 頂点が $(2, 15)$ であり、点 $(1, 13)$ を通る。 (2) 3点 $(1, 6)$, $(-1, 0)$, $(-2, 3)$ を通る。

代数学二次関数頂点二次方程式連立方程式
2025/7/2

1. 問題の内容

以下の2つの条件を満たす2次関数を求めます。
(1) 頂点が (2,15)(2, 15) であり、点 (1,13)(1, 13) を通る。
(2) 3点 (1,6)(1, 6), (1,0)(-1, 0), (2,3)(-2, 3) を通る。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標がわかっているので、2次関数を y=a(xp)2+qy = a(x - p)^2 + q の形(頂点形式)で表すことができます。頂点が (2,15)(2, 15) であることから、p=2p = 2, q=15q = 15 となります。したがって、
y=a(x2)2+15y = a(x - 2)^2 + 15
次に、このグラフが点 (1,13)(1, 13) を通ることから、この点の座標を代入して aa の値を求めます。
13=a(12)2+1513 = a(1 - 2)^2 + 15
13=a(1)2+1513 = a(-1)^2 + 15
13=a+1513 = a + 15
a=1315a = 13 - 15
a=2a = -2
よって、求める2次関数は y=2(x2)2+15y = -2(x - 2)^2 + 15 です。これを展開して整理すると、
y=2(x24x+4)+15y = -2(x^2 - 4x + 4) + 15
y=2x2+8x8+15y = -2x^2 + 8x - 8 + 15
y=2x2+8x+7y = -2x^2 + 8x + 7
(2) 求める2次関数を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とおきます。このグラフが3点 (1,6)(1, 6), (1,0)(-1, 0), (2,3)(-2, 3) を通ることから、それぞれの点の座標を代入して3つの式を立てます。
6=a(1)2+b(1)+ca+b+c=66 = a(1)^2 + b(1) + c \Rightarrow a + b + c = 6
0=a(1)2+b(1)+cab+c=00 = a(-1)^2 + b(-1) + c \Rightarrow a - b + c = 0
3=a(2)2+b(2)+c4a2b+c=33 = a(-2)^2 + b(-2) + c \Rightarrow 4a - 2b + c = 3
これら3つの式から aa, bb, cc を求めます。
まず、最初の2つの式から cc を消去します。
(a+b+c)(ab+c)=60(a + b + c) - (a - b + c) = 6 - 0
2b=62b = 6
b=3b = 3
次に、求めた b=3b = 3 を最初の2つの式と3つ目の式に代入します。
a+3+c=6a+c=3a + 3 + c = 6 \Rightarrow a + c = 3
a3+c=0a+c=3a - 3 + c = 0 \Rightarrow a + c = 3
4a2(3)+c=34a+c=94a - 2(3) + c = 3 \Rightarrow 4a + c = 9
4a+c=94a + c = 9 から a+c=3a + c = 3 を引くと、
(4a+c)(a+c)=93(4a + c) - (a + c) = 9 - 3
3a=63a = 6
a=2a = 2
a=2a = 2a+c=3a + c = 3 に代入すると、
2+c=32 + c = 3
c=1c = 1
よって、a=2a = 2, b=3b = 3, c=1c = 1 であるから、求める2次関数は y=2x2+3x+1y = 2x^2 + 3x + 1 です。

3. 最終的な答え

(1) y=2x2+8x+7y = -2x^2 + 8x + 7
(2) y=2x2+3x+1y = 2x^2 + 3x + 1

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