直線 $l: y=2x+1$ が与えられています。 (1) 点 $A(3, 2)$ の $l$ に関する対称点 $B$ の座標を求めます。 (2) 直線 $3x+y=11$ の $l$ に関する対称な直線の式を求めます。

幾何学直線対称点直交座標平面
2025/7/3

1. 問題の内容

直線 l:y=2x+1l: y=2x+1 が与えられています。
(1) 点 A(3,2)A(3, 2)ll に関する対称点 BB の座標を求めます。
(2) 直線 3x+y=113x+y=11ll に関する対称な直線の式を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 点 A(3,2)A(3, 2) の対称点 BB(x,y)(x, y) とします。
AABB の中点 MM は直線 ll 上にあるので、MM の座標は (3+x2,2+y2)(\frac{3+x}{2}, \frac{2+y}{2}) と表されます。
MMll 上にあることから、
2+y2=2(3+x2)+1\frac{2+y}{2} = 2(\frac{3+x}{2}) + 1
2+y=2(3+x)+22+y = 2(3+x)+2
2+y=6+2x+22+y = 6+2x+2
y=2x+6y = 2x+6
また、直線 ABAB と直線 ll は直交するので、傾きの積は 1-1 です。
直線 ABAB の傾きは y2x3\frac{y-2}{x-3} であり、直線 ll の傾きは 22 なので、
y2x32=1\frac{y-2}{x-3} \cdot 2 = -1
2(y2)=(x3)2(y-2) = -(x-3)
2y4=x+32y-4 = -x+3
2y=x+72y = -x+7
y=12x+72y = -\frac{1}{2}x + \frac{7}{2}
2つの式 y=2x+6y = 2x+6y=12x+72y = -\frac{1}{2}x + \frac{7}{2} を連立させて解きます。
2x+6=12x+722x+6 = -\frac{1}{2}x + \frac{7}{2}
4x+12=x+74x+12 = -x+7
5x=55x = -5
x=1x = -1
y=2(1)+6=4y = 2(-1)+6 = 4
したがって、BB の座標は (1,4)(-1, 4) です。
(2) 直線 3x+y=113x+y=11 上の任意の点 P(s,t)P(s, t) を取ります。
PP の直線 ll に関する対称点を Q(x,y)Q(x, y) とします。
3s+t=113s+t=11 が成り立ちます。
PPQQ の中点は (s+x2,t+y2)(\frac{s+x}{2}, \frac{t+y}{2}) で、これは直線 ll 上にあるので、
t+y2=2(s+x2)+1\frac{t+y}{2} = 2(\frac{s+x}{2}) + 1
t+y=2(s+x)+2t+y = 2(s+x)+2
t+y=2s+2x+2t+y = 2s+2x+2
また、PQPQll と直交するので、
ytxs=12\frac{y-t}{x-s} = -\frac{1}{2}
2(yt)=(xs)2(y-t) = -(x-s)
2y2t=x+s2y-2t = -x+s
s=x+2t2ys = x+2t-2y
t=12xy+72t = \frac{1}{2}x - y + \frac{7}{2}
s=2yx2s = 2y-x-2
これらを 3s+t=113s+t=11 に代入します。
3(2yx2)+(12xy+72)=113(2y-x-2) + (\frac{1}{2}x-y+\frac{7}{2}) = 11
6y3x6+12xy+72=116y-3x-6+\frac{1}{2}x-y+\frac{7}{2} = 11
12y6x12+x2y+7=2212y-6x-12+x-2y+7 = 22
10y5x5=2210y-5x-5 = 22
10y5x=2710y-5x = 27
10y=5x+2710y = 5x+27
y=12x+2710y = \frac{1}{2}x+\frac{27}{10}
5x10y+27=05x - 10y + 27 = 0

3. 最終的な答え

(1) B(1,4)B(-1, 4)
(2) 5x10y+27=05x-10y+27=0

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