(1) 中心が $(3,0)$ で、直線 $4x-3y-2=0$ に接する円の方程式を求める。 (2) 円 $x^2 + y^2 = 4$ に接する傾き 2 の直線の方程式を求める。

幾何学接線点と直線の距離円の方程式
2025/7/3

1. 問題の内容

(1) 中心が (3,0)(3,0) で、直線 4x3y2=04x-3y-2=0 に接する円の方程式を求める。
(2) 円 x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 に接する傾き 2 の直線の方程式を求める。

2. 解き方の手順

(1)
円の方程式は、中心 (3,0)(3,0) で半径を rr とすると、
(x3)2+y2=r2(x-3)^2 + y^2 = r^2 と表せる。
円が直線 4x3y2=04x-3y-2=0 に接するので、中心 (3,0)(3,0) と直線 4x3y2=04x-3y-2=0 の距離が半径 rr に等しい。
点と直線の距離の公式より、
r=4330242+(3)2=12216+9=105=2r = \frac{|4 \cdot 3 - 3 \cdot 0 - 2|}{\sqrt{4^2 + (-3)^2}} = \frac{|12 - 2|}{\sqrt{16+9}} = \frac{10}{5} = 2
よって、r2=4r^2 = 4
したがって、求める円の方程式は (x3)2+y2=4(x-3)^2 + y^2 = 4
(2)
x2+y2=4x^2 + y^2 = 4 は中心 (0,0)(0,0) で半径 2 の円である。
傾き 2 の接線の方程式を y=2x+ky = 2x + k とおく。
円の中心 (0,0)(0,0) と直線 2xy+k=02x - y + k = 0 の距離が半径 2 に等しいので、
200+k22+(1)2=2\frac{|2 \cdot 0 - 0 + k|}{\sqrt{2^2 + (-1)^2}} = 2
k5=2\frac{|k|}{\sqrt{5}} = 2
k=25|k| = 2\sqrt{5}
k=±25k = \pm 2\sqrt{5}
したがって、求める直線の方程式は y=2x±25y = 2x \pm 2\sqrt{5}

3. 最終的な答え

(1) (x3)2+y2=4(x-3)^2 + y^2 = 4
(2) y=2x+25y = 2x + 2\sqrt{5}y=2x25y = 2x - 2\sqrt{5}

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