4次方程式 $x^4 + 4x - a = 0$ が実数解を持たないような $a$ の値の範囲を求めよ。

代数学方程式4次方程式実数解微分極値
2025/7/3

1. 問題の内容

4次方程式 x4+4xa=0x^4 + 4x - a = 0 が実数解を持たないような aa の値の範囲を求めよ。

2. 解き方の手順

f(x)=x4+4xaf(x) = x^4 + 4x - a とおく。
f(x)=4x3+4=4(x3+1)f'(x) = 4x^3 + 4 = 4(x^3 + 1)
f(x)=0f'(x) = 0 となるのは x3+1=0x^3 + 1 = 0 より x=1x = -1 のとき。
f(x)f'(x) の符号は、x<1x < -1f(x)<0f'(x) < 0, x>1x > -1f(x)>0f'(x) > 0 となるので、f(x)f(x)x=1x = -1 で極小値を取る。
極小値は f(1)=(1)4+4(1)a=14a=3af(-1) = (-1)^4 + 4(-1) - a = 1 - 4 - a = -3 - a である。
4次方程式 f(x)=0f(x) = 0 が実数解を持たないためには、f(x)f(x) の最小値が正である必要がある。つまり、f(1)>0f(-1) > 0 でなければならない。
3a>0-3 - a > 0
a<3a < -3

3. 最終的な答え

a<3a < -3

「代数学」の関連問題

連続する2つの奇数について、2つの奇数の積から小さい方の奇数の2倍を引いた数が、小さい方の奇数の2乗になることを証明する。ただし、$n$ を整数とし、連続する2つの奇数のうち小さい方を $2n-1$ ...

整数の性質因数分解式の展開証明
2025/7/3

1次関数 $y = 2x + b$ において、$a \le x \le 3$ のときの $y$ の値域が $-1 \le y \le 3$ であるとき、定数 $a, b$ の値を求めよ。

一次関数連立方程式関数の値域
2025/7/3

放物線 $y=x^2+ax+b$ を原点に関して対称移動し、更にx軸方向に3、y軸方向に6だけ平行移動すると、放物線 $y=-x^2+4x-7$ が得られる。このとき、$a, b$ の値を求めよ。

放物線対称移動平行移動二次関数係数比較
2025/7/3

問題5:$x = \sqrt{2} + \sqrt{3}$、 $y = \sqrt{2} - \sqrt{3}$ のとき、次の式の値を求めよ。 (1) $x^2 + 2xy + y^2$ (2) $x...

式の計算因数分解平方根
2025/7/3

次の放物線を、$x$ 軸方向に $-2$、$y$ 軸方向に $3$ だけ平行移動した放物線の方程式を求めよ。 (1) $y = 2x^2$ (2) $y = -x^2 + 3$ (3) $y = 3x...

放物線平行移動二次関数
2025/7/3

与えられた放物線を $x$ 軸方向に $-2$, $y$ 軸方向に $3$ だけ平行移動した放物線の方程式を求める問題です。対象となる放物線は以下の3つです。 (1) $y = 2x^2$ (2) $...

放物線平行移動二次関数関数の移動
2025/7/3

2次方程式 $3x^2 - 6x + 1 = 0$ の2つの解を $\alpha$, $\beta$ とするとき、以下の値を求めます。 (1) $\alpha^2 + \beta^2$ (2) $\a...

二次方程式解と係数の関係式の計算
2025/7/3

与えられた多項式 $3x^2 - 2xy - y^2 + 5x + 3y - 2$ を因数分解せよ。

因数分解多項式
2025/7/3

放物線 $y = x^2 - 3x + 3$ と直線 $y = x + k$ が接するとき、定数 $k$ の値を求め、さらにそのときの接点の座標を求める問題です。

二次関数接線判別式連立方程式
2025/7/3

(9) 関数 $y=2x^2$ において、$x$ の値が $1$ から $3$ まで増加するときの変化の割合を求める。 (10) 関数 $y=-x^2$ において、$x$ の変域が $-1 \le x...

二次関数変化の割合変域放物線
2025/7/3