連続する2つの奇数について、2つの奇数の積から小さい方の奇数の2倍を引いた数が、小さい方の奇数の2乗になることを証明する。ただし、$n$ を整数とし、連続する2つの奇数のうち小さい方を $2n-1$ としたとき、大きい方は何かを考え、証明を完成させる。

代数学整数の性質因数分解式の展開証明
2025/7/3

1. 問題の内容

連続する2つの奇数について、2つの奇数の積から小さい方の奇数の2倍を引いた数が、小さい方の奇数の2乗になることを証明する。ただし、nn を整数とし、連続する2つの奇数のうち小さい方を 2n12n-1 としたとき、大きい方は何かを考え、証明を完成させる。

2. 解き方の手順

まず、連続する2つの奇数のうち、小さい方を 2n12n-1 とすると、大きい方は 2n+12n+1 と表せる。
次に、2つの奇数の積から小さい方の奇数の2倍を引いた数を計算する。
(2n1)(2n+1)2(2n1)(2n-1)(2n+1) - 2(2n-1)
この式を展開し、整理する。
4n214n+24n^2 - 1 - 4n + 2
4n24n+14n^2 - 4n + 1
これは (2n1)2(2n-1)^2 と因数分解できる。
(2n1)2(2n-1)^2
これは小さい方の奇数である 2n12n-1 の2乗に等しい。
したがって、連続する2つの奇数の積から小さい方の奇数の2倍を引いた数は、小さい方の奇数の2乗になる。

3. 最終的な答え

連続する2つの奇数のうち小さい方を 2n12n-1 とすると、大きい方は 2n+12n+1 となる。2つの奇数の積から小さい方の奇数の2倍を引くと、 (2n1)(2n+1)2(2n1)=4n214n+2=4n24n+1=(2n1)2(2n-1)(2n+1) - 2(2n-1) = 4n^2 - 1 - 4n + 2 = 4n^2 - 4n + 1 = (2n-1)^2 となり、これは小さい方の奇数の2乗に等しい。よって、題意は示された。

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