与えられた条件を満たす放物線の方程式を求める問題です。放物線の軸は $y$ 軸と平行であるという条件が与えられています。具体的には、以下の3つの小問題があります。 (1) 頂点が $(-2, -8)$ で原点を通る。 (2) 軸が直線 $x=3$ で2点 $(2, -2)$ と $(5, 4)$ を通る。 (3) 頂点が $y$ 軸上にあり、2点 $(1, 1)$ と $(2, -5)$ を通る。

代数学放物線二次関数方程式頂点代入
2025/7/3

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす放物線の方程式を求める問題です。放物線の軸は yy 軸と平行であるという条件が与えられています。具体的には、以下の3つの小問題があります。
(1) 頂点が (2,8)(-2, -8) で原点を通る。
(2) 軸が直線 x=3x=3 で2点 (2,2)(2, -2)(5,4)(5, 4) を通る。
(3) 頂点が yy 軸上にあり、2点 (1,1)(1, 1)(2,5)(2, -5) を通る。

2. 解き方の手順

(1) 頂点が (2,8)(-2, -8) で原点を通る場合:
放物線の方程式は、頂点の座標を (h,k)(h, k) とすると、
y=a(xh)2+ky = a(x - h)^2 + k
と表すことができます。頂点が (2,8)(-2, -8) であるので、
y=a(x+2)28y = a(x + 2)^2 - 8
となります。この放物線が原点 (0,0)(0, 0) を通るので、 x=0x = 0, y=0y = 0 を代入します。
0=a(0+2)280 = a(0 + 2)^2 - 8
0=4a80 = 4a - 8
4a=84a = 8
a=2a = 2
したがって、放物線の方程式は
y=2(x+2)28=2(x2+4x+4)8=2x2+8x+88=2x2+8xy = 2(x + 2)^2 - 8 = 2(x^2 + 4x + 4) - 8 = 2x^2 + 8x + 8 - 8 = 2x^2 + 8x
(2) 軸が直線 x=3x = 3 で2点 (2,2)(2, -2)(5,4)(5, 4) を通る場合:
放物線の方程式は、軸が x=3x = 3 であることから、
y=a(x3)2+qy = a(x - 3)^2 + q
と表すことができます。この放物線が2点 (2,2)(2, -2)(5,4)(5, 4) を通るので、それぞれの点を代入します。
2=a(23)2+q-2 = a(2 - 3)^2 + q
2=a+q-2 = a + q ...(1)
4=a(53)2+q4 = a(5 - 3)^2 + q
4=4a+q4 = 4a + q ...(2)
(2) - (1) より
6=3a6 = 3a
a=2a = 2
(1)に a=2a = 2 を代入すると、
2=2+q-2 = 2 + q
q=4q = -4
したがって、放物線の方程式は
y=2(x3)24=2(x26x+9)4=2x212x+184=2x212x+14y = 2(x - 3)^2 - 4 = 2(x^2 - 6x + 9) - 4 = 2x^2 - 12x + 18 - 4 = 2x^2 - 12x + 14
(3) 頂点が yy 軸上にあり、2点 (1,1)(1, 1)(2,5)(2, -5) を通る場合:
頂点が yy 軸上にあるので、頂点の xx 座標は 00 です。したがって、頂点の座標を (0,q)(0, q) とすると、放物線の方程式は
y=a(x0)2+q=ax2+qy = a(x - 0)^2 + q = ax^2 + q
と表すことができます。この放物線が2点 (1,1)(1, 1)(2,5)(2, -5) を通るので、それぞれの点を代入します。
1=a(1)2+q1 = a(1)^2 + q
1=a+q1 = a + q ...(3)
5=a(2)2+q-5 = a(2)^2 + q
5=4a+q-5 = 4a + q ...(4)
(4) - (3) より
6=3a-6 = 3a
a=2a = -2
(3) に a=2a = -2 を代入すると、
1=2+q1 = -2 + q
q=3q = 3
したがって、放物線の方程式は
y=2x2+3y = -2x^2 + 3

3. 最終的な答え

(1) y=2x2+8xy = 2x^2 + 8x
(2) y=2x212x+14y = 2x^2 - 12x + 14
(3) y=2x2+3y = -2x^2 + 3

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