図のような三角形ABCにおいて、$\cos B$の値を求める問題です。ここで、Aの座標は$(0,a)$、Bの座標は$(-b,0)$、Cの座標は$(c,0)$です。

幾何学三角比余弦定理座標平面三角形
2025/7/3

1. 問題の内容

図のような三角形ABCにおいて、cosB\cos Bの値を求める問題です。ここで、Aの座標は(0,a)(0,a)、Bの座標は(b,0)(-b,0)、Cの座標は(c,0)(c,0)です。

2. 解き方の手順

余弦定理を使ってcosB\cos Bを求めます。三角形ABCの辺の長さをそれぞれa,b,ca, b, cとすると、余弦定理は以下のようになります。
b2=a2+c22accosBb^2 = a^2 + c^2 - 2ac \cos B
この式を変形してcosB\cos Bを求めます。
cosB=a2+c2b22ac\cos B = \frac{a^2 + c^2 - b^2}{2ac}
図から、三角形ABCの各辺の長さは以下の通りです。
* 辺ACの長さは、AC=(c0)2+(0a)2=c2+a2AC = \sqrt{(c-0)^2 + (0-a)^2} = \sqrt{c^2 + a^2}
* 辺ABの長さは、AB=(b0)2+(0a)2=b2+a2AB = \sqrt{(-b-0)^2 + (0-a)^2} = \sqrt{b^2 + a^2}
* 辺BCの長さは、BC=c(b)=c+bBC = c - (-b) = c + b
よって、AC=bAC = b, AB=cAB = c, BC=aBC = aなので
a=c+ba=c+b
b=c2+a2b=\sqrt{c^2+a^2}
c=b2+a2c=\sqrt{b^2+a^2}
上のcos Bの式に代入するために、辺の記号を書き換えます。求めるcosB\cos Bの式は、以下のようになります。
cosB=(c+b)2+(b2+a2)2(c2+a2)22(c+b)b2+a2\cos B = \frac{(c+b)^2 + (\sqrt{b^2+a^2})^2 - (\sqrt{c^2+a^2})^2}{2(c+b)\sqrt{b^2+a^2}}
展開して整理します。
cosB=c2+2bc+b2+b2+a2c2a22(c+b)b2+a2\cos B = \frac{c^2 + 2bc + b^2 + b^2 + a^2 - c^2 - a^2}{2(c+b)\sqrt{b^2+a^2}}
cosB=2b2+2bc2(c+b)b2+a2\cos B = \frac{2b^2 + 2bc}{2(c+b)\sqrt{b^2+a^2}}
cosB=2b(b+c)2(c+b)b2+a2\cos B = \frac{2b(b+c)}{2(c+b)\sqrt{b^2+a^2}}
cosB=bb2+a2\cos B = \frac{b}{\sqrt{b^2+a^2}}

3. 最終的な答え

cosB=ba2+b2\cos B = \frac{b}{\sqrt{a^2+b^2}}

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