## 1. 問題の内容

幾何学線分内分点外分点重心直線垂直二等分線座標
2025/7/3
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1. 問題の内容

1. 点 $A(-2)$ と点 $B(5)$ を結ぶ線分 $AB$ を $3:4$ に内分する点を $C$、 $3:4$ に外分する点を $D$ とするとき、線分 $CD$ の長さを求めよ。

2. $\triangle ABC$ の2つの頂点 $A$, $B$ および重心 $G$ の座標が $A(-7, -5)$, $B(2, -2)$, $G(-2, -1)$ であるとき、頂点 $C$ の座標を求めよ。

3. 2点 $A(3, 4)$, $B(-2, 7)$ を通る直線を $l$ とするとき、次の直線の式を求めよ。

(1) 点 (1,1)(1, 1) を通り、直線 ll に平行な直線
(2) 点 (1,1)(1, 1) を通り、直線 ll に垂直な直線

4. 2点 $A(1, -1)$, $B(3, -7)$ を結ぶ線分 $AB$ の垂直二等分線の方程式を求めよ。

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2. 解き方の手順

1. **問題1:**

* 点 CC の座標を求める。線分 ABAB3:43:4 に内分する点の座標は、内分点の公式より、
C=4A+3B3+4=4(2)+3(5)7=8+157=77=1C = \frac{4A + 3B}{3 + 4} = \frac{4(-2) + 3(5)}{7} = \frac{-8 + 15}{7} = \frac{7}{7} = 1
* 点 DD の座標を求める。線分 ABAB3:43:4 に外分する点の座標は、外分点の公式より、
D=4A+3B34=4(2)+3(5)1=8+151=231=23D = \frac{-4A + 3B}{3 - 4} = \frac{-4(-2) + 3(5)}{-1} = \frac{8 + 15}{-1} = \frac{23}{-1} = -23
* 線分 CDCD の長さを求める。
CD=DC=231=24=24CD = |D - C| = |-23 - 1| = |-24| = 24

2. **問題2:**

* 重心 GG の座標の公式を利用する。ABC\triangle ABC の重心 GG の座標は、G=(xA+xB+xC3,yA+yB+yC3)G = \left(\frac{x_A + x_B + x_C}{3}, \frac{y_A + y_B + y_C}{3}\right) で表される。
* G(2,1)G(-2, -1), A(7,5)A(-7, -5), B(2,2)B(2, -2) を代入して、頂点 C(xC,yC)C(x_C, y_C) の座標を求める。
2=7+2+xC3-2 = \frac{-7 + 2 + x_C}{3} より、 6=5+xC-6 = -5 + x_C, xC=1x_C = -1
1=52+yC3-1 = \frac{-5 - 2 + y_C}{3} より、 3=7+yC-3 = -7 + y_C, yC=4y_C = 4
* よって、頂点 CC の座標は (1,4)(-1, 4)

3. **問題3:**

* **(1)**
* 直線 ll の傾きを求める。直線 llA(3,4)A(3, 4)B(2,7)B(-2, 7) を通るので、傾きは 7423=35=35\frac{7 - 4}{-2 - 3} = \frac{3}{-5} = -\frac{3}{5}
* 点 (1,1)(1, 1) を通り、直線 ll に平行な直線の傾きも 35-\frac{3}{5} である。
* 求める直線の方程式は、y1=35(x1)y - 1 = -\frac{3}{5}(x - 1) より、y=35x+35+1y = -\frac{3}{5}x + \frac{3}{5} + 1
* 整理して、y=35x+85y = -\frac{3}{5}x + \frac{8}{5}。あるいは、3x+5y8=03x + 5y - 8 = 0
* **(2)**
* 直線 ll に垂直な直線の傾きは、直線 ll の傾きの逆数の符号を変えたものなので、53\frac{5}{3} である。
* 点 (1,1)(1, 1) を通り、直線 ll に垂直な直線の方程式は、y1=53(x1)y - 1 = \frac{5}{3}(x - 1) より、y=53x53+1y = \frac{5}{3}x - \frac{5}{3} + 1
* 整理して、y=53x23y = \frac{5}{3}x - \frac{2}{3}。あるいは、5x3y2=05x - 3y - 2 = 0

4. **問題4:**

* 線分 ABAB の中点の座標を求める。中点の座標は (1+32,1+(7)2)=(2,4)\left(\frac{1 + 3}{2}, \frac{-1 + (-7)}{2}\right) = (2, -4)
* 線分 ABAB の傾きを求める。傾きは 7(1)31=62=3\frac{-7 - (-1)}{3 - 1} = \frac{-6}{2} = -3
* 線分 ABAB の垂直二等分線の傾きは、線分 ABAB の傾きの逆数の符号を変えたものなので、13\frac{1}{3}
* 求める垂直二等分線の方程式は、y(4)=13(x2)y - (-4) = \frac{1}{3}(x - 2) より、y+4=13x23y + 4 = \frac{1}{3}x - \frac{2}{3}
* 整理して、y=13x234y = \frac{1}{3}x - \frac{2}{3} - 4 より、y=13x143y = \frac{1}{3}x - \frac{14}{3}。あるいは、x3y14=0x - 3y - 14 = 0
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3. 最終的な答え

1. 問題1:24

2. 問題2:$(-1, 4)$

3. 問題3:(1) $3x + 5y - 8 = 0$ (あるいは$y = -\frac{3}{5}x + \frac{8}{5}$)、 (2) $5x - 3y - 2 = 0$ (あるいは $y = \frac{5}{3}x - \frac{2}{3}$)

4. 問題4:$x - 3y - 14 = 0$ (あるいは $y = \frac{1}{3}x - \frac{14}{3}$)

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